ライディングスポーツ編集長が鈴鹿8耐を分析。見どころは優勝争いと“ガチンコ”王者争い
7月27日に開催を迎える真夏の祭典、鈴鹿8時間耐久ロードレース。2017年で40回目の開催を迎える日本最大のバイクレースを前に、二輪ロードレース専門誌『ライディングスポーツ』の編集長を務める青木淳氏が今年の鈴鹿8耐を分析する。40回記念大会ではどのようなドラマが待っているのか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■2連覇中のヤマハ。中須賀に不安材料なし
2015年の鈴鹿8耐で19年ぶりに優勝を果たしたヤマハ。2016年も圧倒的な速さで優勝し、2連覇を達成した。2017年は全日本ロードレース選手権の絶対王者である中須賀克行をエースに、スーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦するアレックス・ロウズとマイケル・ファン・デル・マークのふたりを起用し、鈴鹿8耐3連覇に挑む。
ヤマハのエースである中須賀だが、全日本ロードJSB1000クラスの開幕戦となった第2戦鈴鹿で転倒リタイア。第3戦スポーツランドSUGOでも転倒リタイアを喫し、さらに第4戦のもてぎでも接触転倒してしまい、鈴鹿8耐でのパフォーマンスが心配されていた。しかし、青木氏は鈴鹿8耐では中須賀の転倒はないだろうと語る。
「全日本で2度転倒リタイアを喫した中須賀が心配されていましたけど、転倒の原因はおそらくタイヤが17インチに変わったためでしょうね。昨年まで、中須賀をはじめブリヂストンのトップライダーたちは16.5インチを使用していました。長年使っていたこのタイヤは、MotoGPのノウハウが注がれていて、JSB1000のトップライダーだけに供給されていました。今年から使われている17インチでは中々攻め切れなかったと思われます」
原因はともかく、全日本の3回の転倒で、中須賀のテンションは相当、落ち込んでいたと思います。しかし、第5戦オートポリスでの優勝でテンションもプライドも完全に戻せたと思います。それに、EWCでは今年まで16.5インチのタイヤが使用できるので、ヤマハは16.5インチタイヤを使用します。このタイヤの方が中須賀との相性がいいようで、昨年までのような王者の走りが蘇るでしょう 。ヤマハ3連覇の可能性も充分ありますよ」
過去に鈴鹿8耐で3年連続優勝を果たしたライダーはニュージーランド人のアーロン・スライトのみ。中須賀はこの記録に並べるのか。今年のヤマハも中須賀が中心になることは間違いないだろう。
■大きく変わったカワサキのライダーラインアップは吉と出るか
■新型マシンを手に入れるも不安材料が多いヨシムラ
■リベンジに燃えるホンダ。勝利のカギは中上貴晶
■EWC王者が決まる鈴鹿8耐。1点差の攻防を制するのは
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
こちらはモータースポーツチャンネル限定の記事になります。続きはモータースポーツチャンネルでご覧ください。
「鈴鹿」をもっと詳しく
「鈴鹿」のニュース
-
鈴鹿サーキットパークの冒険プール「アクア・アドベンチャー」が7/6(土)にオープン4月26日12時46分
-
【ロフト】三重県初出店!「鈴鹿ロフト」7月26日(金)オープン4月23日17時46分
-
【三重県初導入】伊勢オートモールに超急速EV充電ステーションが4月26日オープン4月23日12時16分
-
お試し無料トライアルを実施します!FIT-EASY 鈴鹿稲生店(アミューズメントフィットネスクラブ)4月19日15時16分
-
広島の商業施設「HiroPa」内にオープンする木の体験施設「kiondひろしま」のティザーサイト・コンセプトブックを4/19に公開4月19日10時0分
-
鈴鹿を走り込んだ岩佐に期待したRB。FP1デビュー前は「いつもと雰囲気が違った」/渡辺康治HRC社長インタビュー(1)4月19日9時54分
-
【F1チームの戦い方:小松礼雄コラム第3回】温かい歓迎を受けた春の鈴鹿。悔やみきれないミスと、1ストップ戦略で得た自信4月18日18時4分
-
【三重県】フードコートで牛角の味が楽しめる「牛角焼肉食堂」イオンモール鈴鹿にて2024年4月26日(金)オープン4月18日14時46分
-
春の鈴鹿での変化。角田とリカルドの比較で見える『流れ』と『居場所』の大切さ【中野信治のF1分析/第4戦日本GP】4月16日12時22分
-
全日本ロード第2戦もてぎでのトライアウトで全9チームが鈴鹿8耐の出場権を獲得/EWC4月15日20時24分