鈴鹿8耐:レッドブル・ホンダがトップ奪取。残り1時間でもレースは3つ巴の争い

　2019の鈴鹿8時間耐久ロードレースはスタートから7時間が経過した。残り1時間を切ったところではRed Bull Hondaがトップを奪取。2番手にKawasaki Racing Team Suzuka 8H、3番手にYAMAHA FACTORY RACING TEAMと続いてる。

　167周を終えてKawasaki Racing Team Suzuka 8H（ジョナサン・レイ）がピットイン。ライダーはレオン・ハスラムに代え、3番手でコースに戻る。

　168周終わりに日立オートモティブシステムズシケインでRed Bull Honda（ステファン・ブラドル）がYAMAHA FACTORY RACING TEAM（マイケル・ファン・デル・マーク）をかわしてトップ浮上。ファン・デル・マークはピットインが近いためかペースを上げられずRed Bull Hondaから離されていく。

　170周を終えてファン・デル・マークがピットイン。この時、ファン・デル・マークは暑さのあまりレーシングスーツのファスナーを下す姿が見られた。ライダーは中須賀克行に代わり、YAMAHA FACTORY RACING TEAMは2番手でコースへ復帰していった。

　ヤマハ、カワサキのピットストップでトップに浮上したRed Bull Hondaのブラドルは2分9秒台のペースで周回し、2番手Kawasaki Racing Team Suzuka 8Hとの差を44秒に広げた。

　176周を終えるとRed Bull Hondaがピットイン。マシンを高橋巧に託す。高橋巧はトップでコースへと戻っていくが、アウトラップ中にKawasaki Racing Team Suzuka 8Hのハスラムにかわされて2番手に下がった。

　レースはしばらくKawasaki Racing Team Suzuka 8H、Red Bull Honda、YAMAHA FACTORY RACING TEAMの並びで進み、太陽が沈み始める。

　残り10分で6時間が経過しようというところでKawasaki Racing Team Suzuka 8Hのハスラムがペースダウン。後方からRed Bull Hondaの高橋巧が迫ってくる。187周目にはその差が2秒8まで縮まった。

　189周目にRed Bull HondaがKawasaki Racing Team Suzuka 8Hの後方にぴたりとつけた。190周目に入るとS字コーナーでバックマーカーを利用し、残り1時間で高橋巧がハスラムからトップを奪取した。

　レースは残り1時間となり“恒例”のライトオンボードが掲示された。トップを走るのはRed Bull Honda、2番手に1秒773差でKawasaki Racing Team Suzuka 8H、3番手に9秒033差でYAMAHA FACTORY RACING TEAMが続いている。

　7時間を経過した時点での順位は以下の通り。

■2019鈴鹿8時間耐久ロードレース　決勝7時間後順位（編集部集計）

天候：晴れ　路面：ドライ

※＝EWC年間エントリーチーム
EWC＝フォーミュラEWCクラス
SST＝スーパーストッククラス
BS＝ブリヂストン
DL＝ダンロップ
PI＝ピレリ