【横浜FMvs清水プレビュー】横浜FMは中断期間直前に5連勝を経験…清水は鄭大世と長谷川悠の2トップが連係向上
サッカーキング2017年7月28日(金)19時6分
清水のFW長谷川悠は先発起用が濃厚。コンビを組む鄭大世との連係も高まってきた [写真]=J.LEAGUE PHOTOS
■横浜F・マリノス 清水との前回対戦は3-1で勝利
【プラス材料】
中断期間前は5連勝を含む6勝2分で駆け抜け、順位を5位に押し上げた。好調のタイミングで中断期間に入った是非は難しいが、チームとして調子が上向きであることには変わりない。
中断期間には新潟県十日町市で6日間にわたるキャンプを実施した。普段と変わらないトレーニングだったが、2部練習など強度の高い練習を順調に消化した。中島賢星や仲川輝人といった出場機会に恵まれなかった選手が期限付き移籍したものの、けが人も順調に回復し、現在の別メニュー調整の選手は栗原勇蔵のみ。各ポジションで争いが激しくなり、選手層は確実に厚くなっている。
清水戦には前半戦の対戦時に3-1で勝利しており、相性の良い相手と言える。再開初戦を勝利で飾り、上位陣に食らいつきたい一戦だ。
【マイナス材料】
ポジティブな材料が多い中断前だっただけに、ブレイク期間を経て流れが途切れていないかが最大の心配要素となる。チームとして守備に軸足を置く戦い方が確立されていたからこそ、その流れを継続できるかがポイントとなる。
選手個々に目を移すと、M・デゲネクやウーゴ・ヴィエイラ、マルティノスの再来日が当初の予定よりも遅れ、キャンプ中のメニューを消化できなかった。いずれも助っ人選手のためそれぞれ事情は異なるが、この一戦に向けた準備期間は十分とは言えない。
彼らの起用法に関しては慎重になる必要があり、指揮官のマネジメントが左右する要素は大きい。攻守共にバランスの良さが武器なだけに、どちらか一方が失われた時のチーム状態が心配だ。
文:totoONE編集部
■清水エスパルス 22日の練習試合では鄭大世が4得点と爆発
【プラス材料】
長谷川悠が好調で指揮官の信頼も高めており、2トップを組む鄭大世との関係にも良い感触が出てきたのは大きなプラスだ。
12日に行われた天皇杯のいわき戦で初めて一緒に先発した際には、まだ守備も含めて連係が不十分だったが、インターバル中のトレーニングで連係を向上させた。22日に行われた流通経済大学との練習試合では、鄭が4得点と爆発。そのうちの2点を長谷川がアシストしている。クロスやセットプレーでも長谷川の187センチという高さはプラス要素になるはずだ。
守備に関しても、チーム全体の守備意識やリスク管理が浸透しつつあり、それが失点の減少という目に見える結果にもつながっている。横浜FMの特徴を考えると、カウンターやセットプレーからの失点を防ぐことができれば、失点は最小限に抑えられるだろう。
【マイナス材料】
左足関節を傷めたチアゴ・アウベスの離脱が予想以上に長引いているのは痛い要素。10番の白崎凌兵も負傷離脱中で、相手の予測を外すプレーができる選手が少なくなっていることと、攻撃陣の層が薄くなっていることは否めない。
5月27日にホームで行われた横浜FMとの対戦では、相手に守りに入られたところを崩し切れず、1-3で敗れている。今回は長谷川が先発すれば前線の高さは増すが、リーグ戦は8試合負けなしで、その間は計4失点しか許していない横浜FMの守備陣は、高さだけでは崩せない。その意味で、得点力に関しては未知数の部分が多いと言える。
清水も守備が安定してきたため、1点勝負の緊迫したゲームになる可能性も大いにあるが、その面ではチームの成熟度も経験値も横浜FMのほうが高いだろう。
文:totoONE編集部
【プラス材料】
中断期間前は5連勝を含む6勝2分で駆け抜け、順位を5位に押し上げた。好調のタイミングで中断期間に入った是非は難しいが、チームとして調子が上向きであることには変わりない。
中断期間には新潟県十日町市で6日間にわたるキャンプを実施した。普段と変わらないトレーニングだったが、2部練習など強度の高い練習を順調に消化した。中島賢星や仲川輝人といった出場機会に恵まれなかった選手が期限付き移籍したものの、けが人も順調に回復し、現在の別メニュー調整の選手は栗原勇蔵のみ。各ポジションで争いが激しくなり、選手層は確実に厚くなっている。
清水戦には前半戦の対戦時に3-1で勝利しており、相性の良い相手と言える。再開初戦を勝利で飾り、上位陣に食らいつきたい一戦だ。
【マイナス材料】
ポジティブな材料が多い中断前だっただけに、ブレイク期間を経て流れが途切れていないかが最大の心配要素となる。チームとして守備に軸足を置く戦い方が確立されていたからこそ、その流れを継続できるかがポイントとなる。
選手個々に目を移すと、M・デゲネクやウーゴ・ヴィエイラ、マルティノスの再来日が当初の予定よりも遅れ、キャンプ中のメニューを消化できなかった。いずれも助っ人選手のためそれぞれ事情は異なるが、この一戦に向けた準備期間は十分とは言えない。
彼らの起用法に関しては慎重になる必要があり、指揮官のマネジメントが左右する要素は大きい。攻守共にバランスの良さが武器なだけに、どちらか一方が失われた時のチーム状態が心配だ。
文:totoONE編集部
■清水エスパルス 22日の練習試合では鄭大世が4得点と爆発
【プラス材料】
長谷川悠が好調で指揮官の信頼も高めており、2トップを組む鄭大世との関係にも良い感触が出てきたのは大きなプラスだ。
12日に行われた天皇杯のいわき戦で初めて一緒に先発した際には、まだ守備も含めて連係が不十分だったが、インターバル中のトレーニングで連係を向上させた。22日に行われた流通経済大学との練習試合では、鄭が4得点と爆発。そのうちの2点を長谷川がアシストしている。クロスやセットプレーでも長谷川の187センチという高さはプラス要素になるはずだ。
守備に関しても、チーム全体の守備意識やリスク管理が浸透しつつあり、それが失点の減少という目に見える結果にもつながっている。横浜FMの特徴を考えると、カウンターやセットプレーからの失点を防ぐことができれば、失点は最小限に抑えられるだろう。
【マイナス材料】
左足関節を傷めたチアゴ・アウベスの離脱が予想以上に長引いているのは痛い要素。10番の白崎凌兵も負傷離脱中で、相手の予測を外すプレーができる選手が少なくなっていることと、攻撃陣の層が薄くなっていることは否めない。
5月27日にホームで行われた横浜FMとの対戦では、相手に守りに入られたところを崩し切れず、1-3で敗れている。今回は長谷川が先発すれば前線の高さは増すが、リーグ戦は8試合負けなしで、その間は計4失点しか許していない横浜FMの守備陣は、高さだけでは崩せない。その意味で、得点力に関しては未知数の部分が多いと言える。
清水も守備が安定してきたため、1点勝負の緊迫したゲームになる可能性も大いにあるが、その面ではチームの成熟度も経験値も横浜FMのほうが高いだろう。
文:totoONE編集部
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