高橋「すべての経験から学べるようにベストを尽くし、前進していきたい」/SBK第2戦レース2コメント
8月2日、スーパーバイク世界選手権(SBK)第2戦スペインのスーパーポールレース、レース2がヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで行われた。レースを終えカワサキ、ヤマハ、ホンダ、ドゥカティ、BMWのファクトリーライダーと日本人ライダーの高橋巧がレースを振り返った。
■Aruba.it レーシング-ドゥカティ
スコット・レディング(SPレース:2位 レース2:1位)
「非常にエキサイティングな週末となった。2回の優勝、ポールポジション、そして(スーパーポールレースの)2位という、素晴らしい結果を出すことができた。戦闘力の高いマシンを仕上げてくれた、チームの全スタッフに感謝したい。マシンのフィーリングは素晴らしく、オープニングラップから有利な展開に持ち込むことができたので、大変満足している」
チャズ・デイビス(SPレース:5位 レース2:2位)
「再び表彰台に立つことができて本当に嬉しい。目標はすべてのレースで表彰台を獲得することだったが、それを実現することはできなかった。今日の結果のキーポイントは、スタートにあったと思う。金曜日の朝からハードワークを続けて、素晴らしいマシンを仕上げてくれたチームに感謝したい。これで高いモチベーションと信念を持って次のポルトガル戦に行くことができる」
■パタ・ヤマハ・ワールドSBKオフィシャルチーム
トプラク・ラズガットリオグル(SPレース:リタイア レース2:3位)
「レーススタート前のラップでつまらない転倒をしてしまった。でもレースでは好スタートを決めて10番手から3位まで上がることができたので満足している。YZF-R1のパフォーマンスも非常に順調。優勝を狙うところまではいけなかったが、表彰台に上り、貴重なポイントを獲得できたことをうれしく思う。来週のポルトガルが楽しみ。大好きなコースだし、ヤマハのマシンも良い走りをしてくれると確信している。好成績を目指すよ」
マイケル・ファン・デル・マーク(SPレース:3位 レース2:7位)
「第1戦オーストラリアに続いて昨日も表彰台を逃してしまったので、スーパーポールで3位を獲得できて良かった。でもマシンにはまだ課題が残っていたためレース2の前に変更を試みたけど、この厳しいコンディションのなかでフロントエンドの挙動に苦戦し、上位グループから離されてしまった。ポイントを獲得できたことは良かったけど、次回はもっと上を狙いたい。楽しんで走れるコースなので、トップを目指していくよ」
■Team HRC
アルバロ・バウティスタ(SPレース:10位 レース2:8位)
「最後にテストを行ってから、マシンのフィーリングはよくなっている。金曜日は今の段階でベストなペースを楽に出すことができた。しかし、そこから前進することができなかった。ヘレスの非常に暑いコンディションが前進の大きな壁になったんだ。レースウイークを通してたくさん仕事に取り組み、たくさんのセットアップを試した。これらのすべてのインフォメーションがこれからの仕事に役立つと思う」
「レオンも僕も同じ方向に進んでいる。そして同じようなフィードバックを得ている。これはポジティブなことで、なにが必要なのかはっきりしたアイデアがあるということだ。もっといい結果を出したかったが、今はこのような状況なので、ポジティブな気持ちで引き続きがんばらないといけない。HondaとHRCはいい仕事をしている。あとは時間の問題だと思う」
レオン・ハスラム(SPレース:9位 レース2:12位)
「3つのレースすべてで大きな課題を抱えていたが、ポジティブなこともあった。昨日のウォームアップでの問題を解決することができたんだ。気温が低いときは、速さと安定性があり、1分39秒台も出すことができた。つまり気温が高いときは問題がはっきり出てしまうが、低いときは問題があってもいいペースで走ることができたということだ」
「午前中のSPレースでは自分のライディングスタイルをマシンの挙動に合わせなければいけなかったが、いいペースをつかむことができ、9位でフィニッシュできた。午後のレース2では、最初から振動が出て、ほかにもいくつか問題が発生した。正直、今週末は厳しかった。もう8月だがまだ2ラウンド目だ。引き続き仕事に取り組み、ポルティマオを楽しみにしている。そこで一歩前進できることを願っている」
■MIEレーシング・アルティア・ホンダ・チーム
高橋巧(SPレース:22位 レース2:リタイア)
「午前中のウオームアップは今週末で一番いいセッションになり、いいラップタイムを刻むことができました。マシンのフィーリングもよかったです。それが自信につながりましたが、SPレースとレース2では同じようなフィーリングやスピードを見つけることができませんでした。そしてレース2では、5コーナーで転倒してしまいました。まだ今シーズン2ラウンド目なので、すべての経験から学べるようにベストを尽くし、すべてのレースで前進していきたいです」
■カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK
ジョナサン・レイ(SPレース:1位 レース2:6位)
「今朝はとても良かったし、(スーパーポールレースでは)最初から行くチャンスだと感じた。そして信じられないようなスタンディングスタートを決めた。本当に良いリズムを持っていたので、レースを楽しむことができたよ」
「レース2では、ターン3でバイクを横に倒してターン4に向かって加速できず大変だった。タイヤを押し込んで前進することができなかったんだ。それについては不満だったけど、スーパーポールレースと同じセットアップで、昨日からのセットアップの変更は最小限だったので、データを確認する必要がある。今回のレースは高温で最も恐れていたサーキットなので、悪い結果ではないよ」
アレックス・ロウズ(SPレース:7位 レース2:5位)
「僕にとっては簡単な週末ではなかったけど、最終的にいくつかのポイントを取ったので悪くはなかった。このような高温の気温でカワサキに乗るのは初めてなので、この週末は非常に困難だった。しかし、ヘレスのレースで上達したので、すでに次戦のポルティマオを楽しみにしている。スーパーポールレースは14番手からのスタートで7位だったので、決勝レースに向けてかなり自信があった。今日はもっと強かったはずだけどラップタイムは少し遅れた。来週のために改善していくよ」
■BMWモトラッド・ワールドSBKチーム
トム・サイクス(SPレース:6位 レース2:11位)
「今日はがっかりだ。暑い中で一生懸命がんばったが、残念ながら運がなかった。昨日はレース1で良いペースがあったけど、技術的な問題がありピットインを余儀なくされた。翌日のレース2ではより技術的な制約を受けることになった。ただマシンにはいくつかの良い点がある。期待できる結果を得られるように、僕たちには幸運が必要だろう」
ユージン・ラバティ(SPレース:13位 レース2:リタイア)
「今日のレースは本当に良いスタートを切った。アグレッシブに戦い、1コーナーでポジションを作ったんだ。しかし、残念なことに、最初のラップの終わりまでに、僕はコースアウトしてしまい、その時点で僕のレースは多かれ少なかれ終わってしまった。今はお気に入りのレースの1つであるポルティマオに焦点を当てている。今年はトラックからわずか15分離れたところに住んでいるので、初めて本物のホームレースになるんだ。ポルティマオでは何度か優勝したので、いくつかの強い結果を期待している」
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