幕を閉じたMLBトレード市場 残留の大谷翔平を米メディアが「勝者」と評価「優勝すれば最高、オフにはFAも」
エンゼルスは今夏のトレード史上で買い手に回り、大谷が望むプレーオフ進出に向けて5選手を補強している(C)Getty Images
米メジャーリーグは現地時間8月1日(日本時間8月2日)にトレード期限を迎えた。最後まで、目まぐるしく選手の移籍が行われた中、エンゼルスの大谷翔平のトレードは無く、今後はプレーオフへ向けての戦いを演じることとなる。
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開幕以降、常にエンゼルスのチーム成績が注目され、並行して大谷の去就にもさまざまな意見が挙がっていたここまでのシーズン。オールスター前後で6連敗を喫し借金も抱えることとなったエンゼルスだったが、ヤンキースに3連勝するなど後半戦から勢いを取り戻したことで、ポストシーズン進出に挑むことをチームが決断。トレード期限を目前にして、ホワイトソックスからルーカス・ジオリトとレイナルド・ロペスを獲得するなど、デッドラインまでに5選手を補強し、終盤戦へ向け戦力強化を図った。
そして、エンゼルスは新戦力に加え、マイク・トラウトなど負傷者の復帰にも期待を寄せながら、大谷とともにプレーオフ争いに挑む。
もちろん、今回、各球団がトレードでの選手獲得、放出を行っている。今夏、展開されたMLBのトレード全体を振り返るトピックを米メディア『USA TODAY』が配信。主要トレード期限までの各球団の動きについて改めて見解を綴っており、今後のチーム、選手への影響を見通しながら「勝者」「敗者」という評価を下している。
その上で、同メディアは最後まで話題となり続けながら移籍することがなかった大谷を「勝者」として扱っており、「シーズン終了までエンゼルスに残留できただけでなく、アナハイムはルーカス・ジオリト、レイナルド・ロペス、ランダル・グリチャック、C.J.クロンといった助っ人を獲得した」と指摘。ポストシーズン争いを望む大谷に、球団からの強い後押しがみられた点も評価している。
さらに「オオタニにとってはWin-Winだ。エンゼルスが優勝すれば最高であり、オフシーズンにはフリーエージェントで入札を受けることもできる」と今季終了後のFA動向にも言及しながら、今夏の残留が成功だったと主張した。
また記事では他に、ジャスティン・バーランダー、マックス・シャーザーを放出し話題となったメッツも「勝者」として称えており、ヤンキースには「特に目立った動きがなかった」として「敗者」と評価した。
7月中旬には藤浪晋太郎のオリオールズへの移籍が発表されるなど、さまざまな動きをみせてきた今夏のトレード市場。ここからは、プレーオフ争いや来季を見据えた戦いなど、各球団、選手が繰り広げるグラウンドでの戦いに、さらに視線が集まることとなる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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