165キロの衝撃! 藤浪晋太郎が見せた観客総立ちの貫録投球に米記者も脱帽「心の底から祝福。素晴らしい投球だ」
力強い4シームを軸にしたパワフルなピッチングで藤浪はメッツ打線を牛耳った。(C)Getty Images
観客も総立ちとなる圧巻の投球だ。
現地8月6日に本拠地で行われたメッツ戦で藤浪晋太郎(オリオールズ)はリリーフ登板。ひとつのボール球も与えない“パーフェクトピッチ”で1回を投げ、被安打0、無失点、2奪三振の快投を披露した。
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チームが2点をリードした8回にマウンドに立った藤浪。自身2度目のハイレバレッジ(負荷の高い局面)での登板となったが、貫録すら漂わせた。
先頭の3番ピート・アロンソをわずか3球で見逃し三振に抑えると、続くD.J.スチュアートはカウント0-2と追い込んでからメジャー自己最速となる102.6マイル(約165.1キロ)の4シームで空振り三振を奪取。そしてラストバッターのオマー・ナルバエスもわずか2球で追い込むと、最後は102.3マイル(約164.3キロ)の4シームで力のないショートフライに打ち取った。
相手のクリーンナップを完璧に牛耳った藤浪。スタンドからもスタンディングオベーションで、万雷の拍手を送られた背番号14には、現地記者も唸った。
地元紙『The Baltimore Banner』のオリオールズ番を務めているアンディ・コツカ記者は「ダグアウトに戻ったフジナミは心の底から祝福されていた。トロント以来のハイレバレッジでの登板だったが、素晴らしい投球だった」と絶賛。そして、米スポーツ専門ラジオ局『WFAN』のコメンタリーであるロリ・ロビンソン氏は、藤浪のポテンシャルを高評している。
「今オフにフリーエージェントになる有力なリリーフ投手が誰か知っている? シンタロウ・フジナミだ。オリオールズはおそらく彼を呼び戻すだろうが、もしも、あなたがブルペンを改善したいのであれば、フジナミのコントロールと101マイルの球威に賭け、投資することをお勧めするよ」
メッツ打線を抑え込み、渾身のガッツポーズも披露した藤浪。現地記者からも高く評価された右腕の表情は自信に満ち溢れたものだった。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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