MLB開幕1か月で分かれた明暗…大谷翔平、今永昇太の快進撃の一方で藤浪晋太郎は3Aでも”投壊”

2024年5月1日(水)6時30分 ココカラネクスト

大谷(左)や今永が好調を維持する一方で藤浪は3Aで苦しんでいる(C)Getty Images

 MLBの2024年シーズンは、開幕してからおよそ1か月が経過した。大谷翔平がドジャースに移籍し、山本由伸(ドジャース)、今永昇太(メッツ)、松井裕樹(パドレス)の3投手が新たに海を渡った注目のシーズン。ここまでの成績を振り返ると、好調な選手と不調の選手が明確に線引きされた印象だ。ここでは明暗分かれた何人かの選手をピックアップし、現状を見ていく。

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 好調を維持しているのは、大谷と今永だろう。

 大谷は開幕戦でダルビッシュ有(パドレス)と対戦し、第2打席に移籍後初安打を記録。その後、順調に安打を積み重ね、現在の打率は.341まで上昇している。

 期待された本塁打は開幕から40打席生まれなかったが、現地時間3日のジャイアンツ戦でドジャース1号を放つと、7本塁打まで量産した。現地時間21日のメッツ戦では、松井秀喜氏が持つ日本人メジャー最多本塁打記録を更新する通算176本塁打を放っている。

 一時、得点圏打率が.053まで沈んだが、現地時間19日のメッツ戦で開幕戦以来21打席ぶりの快音を響かせており、さらなる上昇に期待がかかる。

 MLB1年目の今永は、ここまで5試合に登板して4勝0敗、防御率0.98と圧倒的な成績を残している。デビュー戦となった現地時間1日のロッキーズ戦では、6回2死まで無安打投球を続け、初登板初勝利。圧巻のメジャーデビューを果たした。

 崩れる気配をみせない今永。まさに、完璧なスタートを切ったといえる。今後もチームの期待に応える快投に注目が集まる。

 一方、不調と言えるのが、藤浪晋太郎(メッツ)だ。

 藤浪はMLB1年目の昨季、オリオールズでリーグ優勝を経験。メッツに移籍した今季はさらなる活躍が期待されたが、オープン戦5試合で防御率12.27と結果を残せず。開幕は3Aのシラキュースで迎えた。

 しかし、3Aでも調子が上向かず。現地時間25日のコロンバス・クリッパーズ戦では2点ビハインドの8回に登板するも、先頭から3者連続四球と大荒れ。1/3を1安打4四球、6失点で降板した。さらに、28日のコロンバス・クリッパーズでも4点リードの6回から3番手で登板するも、2点適時打を許し、再び1イニングを投げ切れずにマウンドを下りている。

 防御率15.88、WHIP3.35、被打率.261、与四球率20.65と精彩を欠いており、メジャー昇格は程遠い状況だ。

 その他では、タイガースに移籍した前田が5試合に登板して0勝1敗、防御率5.96と苦しむ一方で、MLBの投手史上最高額となる12年3億2500万ドルの大型契約を結んだ山本は、6試合に登板して2勝1敗、防御率3.54とまずまずのスタートを切っている。また、鈴木誠也(カブス)は、打率.305、3本塁打13打点とスタートダッシュに成功していたが、右脇腹の張りで負傷者リスト(IL)入り。好調を維持していただけに、早期の復帰が待たれる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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