“エル・クラシコ”実現のスーペルコパ、バルサはレアルを“パシージョ”で迎えるのか?
サッカーキング2017年8月10日(木)10時53分
今シーズン初のクラシコが開催 [写真]=Getty Images
レアル・マドリードとバルセロナによる伝統の一戦“エル・クラシコ”が、スペインの今シーズン初の公式戦でいきなり実現することとなったスーペルコパ・デ・エスパーニャ。現地時間13日にカンプ・ノウでファーストレグが、16日にサンティアゴ・ベルナベウでセカンドレグが行われる両雄の激突は、当然ながら試合前から数々の話題で盛り上がりを見せている。
その1つが、優勝チームを称えるために入場時に行われる“パシージョ”で、8日のUEFAスーパーカップでマンチェスター・Uを下して今シーズン初タイトルを獲得したレアル・マドリードの選手を、バルセロナの選手が花道を作って迎え入れるか否かが注目を集めている。
このスペイン特有の習慣である“パシージョ”は、リーガ・エスパニョーラでは、最終節を待たずして優勝を決めたチームや、チャンピオンズリーグ(CL)を制覇したチームに対して行われ、シーズン終盤戦に見られる風景となっている。また、トーナメント方式の大会の決勝後の表彰式で、優勝チームが準優勝チームに対して行うものでもある。しかし、シーズン序盤戦では行われない事の方が多く、スーペルコパにおいてスーパーカップ王者が“パシージョ”で迎えられた例は一度もない。
一方、リーガ・エスパニョーラにおいてスーパーカップ王者に対して行われた例はあり、近年では2004年のバレンシア、06年のセビージャ、10年および12年のアトレティコ・マドリードが“パシージョ”で迎えられている。反対に、09年、11年、15年のバルセロナや、14年および16年のレアル・マドリードに対しては行われていない。
“パシージョ”はあくまでも義務ではなく当事者の判断に委ねられるものであり、スーペルコパにおいてスーパーカップ王者に対して行うか否かは、通常であれば話題にないだろう。しかし、今年は永遠のライバルである2強が激突するとあり、議論が熱を帯びる格好となっている。
なお、バルセロナはホームで行われるファーストレグでレアル・マドリードに対して“パシージョ”を行う予定はないと見られているが、実際にそうなったとしても問題はなく、サポーターの心理を考慮すれば当然の判断だろう。一方、レアル・マドリード寄りのスペイン紙『マルカ』が、「バルセロナはカンプ・ノウでレアル・マドリードを“パシージョ”で迎えるべきか?」とのアンケートを行ったところ、64%の人々が「イエス」と回答。両者の間に当然のように温度差があるのも、宿敵同士の意地の張り合いらしく面白いところだ。
文=北村敦
その1つが、優勝チームを称えるために入場時に行われる“パシージョ”で、8日のUEFAスーパーカップでマンチェスター・Uを下して今シーズン初タイトルを獲得したレアル・マドリードの選手を、バルセロナの選手が花道を作って迎え入れるか否かが注目を集めている。
このスペイン特有の習慣である“パシージョ”は、リーガ・エスパニョーラでは、最終節を待たずして優勝を決めたチームや、チャンピオンズリーグ(CL)を制覇したチームに対して行われ、シーズン終盤戦に見られる風景となっている。また、トーナメント方式の大会の決勝後の表彰式で、優勝チームが準優勝チームに対して行うものでもある。しかし、シーズン序盤戦では行われない事の方が多く、スーペルコパにおいてスーパーカップ王者が“パシージョ”で迎えられた例は一度もない。
一方、リーガ・エスパニョーラにおいてスーパーカップ王者に対して行われた例はあり、近年では2004年のバレンシア、06年のセビージャ、10年および12年のアトレティコ・マドリードが“パシージョ”で迎えられている。反対に、09年、11年、15年のバルセロナや、14年および16年のレアル・マドリードに対しては行われていない。
“パシージョ”はあくまでも義務ではなく当事者の判断に委ねられるものであり、スーペルコパにおいてスーパーカップ王者に対して行うか否かは、通常であれば話題にないだろう。しかし、今年は永遠のライバルである2強が激突するとあり、議論が熱を帯びる格好となっている。
なお、バルセロナはホームで行われるファーストレグでレアル・マドリードに対して“パシージョ”を行う予定はないと見られているが、実際にそうなったとしても問題はなく、サポーターの心理を考慮すれば当然の判断だろう。一方、レアル・マドリード寄りのスペイン紙『マルカ』が、「バルセロナはカンプ・ノウでレアル・マドリードを“パシージョ”で迎えるべきか?」とのアンケートを行ったところ、64%の人々が「イエス」と回答。両者の間に当然のように温度差があるのも、宿敵同士の意地の張り合いらしく面白いところだ。
文=北村敦
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