遠藤航、シュツットガルト主将に再選。理想像語る「日本代表と違って…」
ブンデスリーガ(ドイツ1部)VfBシュツットガルト所属の日本代表MF遠藤航は、契約延長交渉での問題が報じられているが、今季もシュツットガルトのキャプテンを務めることが決定。本人が日本代表とシュツットガルトのキャプテン像について語っている。
遠藤は2021年7月にペレグリーノ・マタラッツォ元監督からの指名をうけて、シュツットガルトのキャプテンに就任。2021/22シーズンのブンデスリーガ最終戦で試合終了間際にゴールを決めて、チームを残留に導いた。また昨季も公式戦ほぼ全試合で先発出場。チームはリーグ16位に終わりプレーオフへ回ったが、ドイツ2部3位ハンブルガーSVとのプレーオフで2試合合計6-1と圧倒。遠藤も2試合ともにフル出場し、再びブンデスリーガ残留を成し遂げている。
シュツットガルトでリーダーシップを発揮しているだけに、セバスティアン・ヘーネス監督も遠藤に全幅の信頼を寄せている模様。指揮官は12日にDFBポカール(ドイツ国内カップ戦)1回戦を控える中、前日会見で以下のようなコメントを残している。
「遠藤は重要なリーダーであり、素晴らしい選手だ。だからこそ、我々はここ(キャプテンの選考)で何の変更も加えなかった」
今季もキャプテンとしてシュツットガルトを引っ張ることになった遠藤。先月、『PUMA JAPAN』の公式YouTubeチャンネルに出演した際には、自身のキャプテン像について以下のようなコメントを残していた。
「シュツットガルトでは、そんなに多くを語るタイプではない。ピッチ内外での姿勢、日本人選手の良さ、自分の“フォアザチーム”のメンタリティーだったりとか、そういう部分が評価されてキャプテンになったと思っている。だから、そんなに(チーム全体を)まとめようとはしてない」
「とにかく自然体な自分を前面に出して、(チームメイトに)ついて来させるというスタンスでやっているという感覚。日本代表だとシュツットガルトでやっている時とはまた違ったキャプテン像になるかなという感じ」
なお遠藤とシュツットガルトの契約期間は来年6月まで。ドイツ誌『ビルト』は8日、遠藤の契約延長交渉について「両者は数週間にわたって緩やかな交渉を続けてきたが、今のところクラブからの正式オファーはない。彼はまだ契約延長の打診がないことに驚いている」と伝えている。
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