JSB1000参戦初年度でポール獲得のオートレース宇部。津田拓也「後半戦は表彰台に届くレースにしたい」
8月19日、2023年全日本ロードレース選手権第5戦もてぎ2&4がモビリティリゾートもてぎで開催され、予選で津田拓也(AutoRace Ube Racing Team)が2016年以来のポールポジションを獲得した。JSB1000を今季から初めて戦うチームに所属しているベテランの津田だが、どのような成長を遂げてきたのか聞いた。
2022年に結成されて初年度はST1000クラスを戦っていたAutoRace Ube Racing Team。今シーズンからJSB1000クラスに変更して、津田が起用されている。
最上位は開幕戦もてぎの4位で、現在ランキング8位につけている。2週間前の8月6日に行われた鈴鹿8時間耐久ロードレースでは、参戦初年度ながら4位という好成績を残している。
しかし、JSB1000仕様のマシン作りも今年からとなったため、津田は「前半戦はデータがなかったので、苦しみながら戦っていました。後半戦に入ってから、走らせ方、タイヤの使い方、タイヤのチョイスなど合わせ方が分かってきたし、チームもデータを元に動けるようになり、心強いチームになっています」と語った。
「初めての場面をクリアしていく感じでしたが、鈴鹿8耐でわかってきて、今はこれを当てはめてみようという感じです。他のチームだったらそれが当たり前かもしれませんが、自分たちにはそれがなかったので“勝てる”とは言えないすけど、みんなと(差が)近くなりました」
AutoRace Ube Racing Teamは、5月の第3戦SUGOから8月の鈴鹿8耐を経て、チーム力を発揮できるようになってきた。半年でマシンの成熟度も上げており、津田も鈴鹿8耐で組んだダン・リンフットとハフィス・シャーリンから「走り方や走らせ方を学びながら、自分にプラスしていく感じ」で成長しているという。
それもあって、もてぎ2&4のART走行では総合トップの1分49秒270を記録。そして、予選では1分48秒867をマークしてポールポジションを奪取した。
「予選では1分48秒台に入れられれば御の字だと思っていたので、狙っていた通りのタイムが出せてよかったです。一発のタイムとロングランをしたときのフィーリングの差は全然違います。予選の順位イコール決勝の順位ではないと思いますし、みんなも決勝には合わせてくるだろうから、自分たちも出遅れないように予選を戦いながら決勝を想定して走っていました」
狙い通りのタイムで、久々のポールポジションを喜ぶ津田。日曜日の決勝レースに向けては以下のように意気込んだ。
「ポテンシャルがかなり出せるようになってきました。ヤマハファクトリーとはチームのポテンシャルでは勝てておらず、まだ挑んでいく立場です。まずは予選一発のタイムだけでも勝てたというのは、チームにとっても自分にとっても今後のプラスになるので、全力で明日も頑張っていきたいです」
「自分も力強くなっていると思うので、後半戦は表彰台に届くレースにしたいと思います。チームを応援してくれている人が多いので、みんなに喜んでもらえてよかったです」
JSB1000参戦初年度で齋藤 James 文護チームオーナーが語る「優勝を狙えるトップチーム体制」が現実になってきた。AutoRace Ube Racing Teamと津田が表彰台、優勝争いの常連になるのも近いかもしれない。
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