トヨタのエルフィン・エバンス、大クラッシュ喫するも無傷。ヤリスWRCの安全性を称賛
TOYOTA GAZOO Racing WRTのエルフィン・エバンスは、8月23日に行われたサウス・エストニアラリーでマシンが大破する大クラッシュを喫したが、彼とコドライバーのスコット・マーティンは無傷でクルマを降りた。この件を受けてエバンスはトヨタ・ヤリスWRCの安全性を称賛している。
2020年シーズン、トヨタに移籍し第2戦スウェーデンで早くも勝利を挙げているウェールズ人ドライバーは、WRC第4戦エストニアの“ウォームアップ”に位置づけられたサウス・エストニアラリーに出場。
同ラリーで総合4番手の好位置につけていたエバンスだが、迎えたSS5のフィニッシュ付近で、コーナーイン側に隠れていた切り株にヒット。6速での高速走行をしていたマシンは横転しながらコースを外れ、立ち木の中でようやく停止した。
このクラッシュでエバンスがドライブしていたトヨタ・ヤリスWRCは大きく損傷したものの、幸いにもクルーは両名とも無事で、ともに無傷でクルマから脱出している。
事故後、エバンスは「僕たちはヤリスWRCが安全なクルマであることを知っていたが、このようなアクシデントでそれがより確かなものになった」とラリーニュースサイトの『DirtFish』に語った。
「クルマの損傷は表面的なものだ。外装は広範囲で損傷を受けているが、それは木々の間を通り抜けたことによるものだよ。クルマの(安全)構造にはなにひとつ問題がなかった」
「この種のクラッシュでは一度に大きな衝撃が与えられるのではなく、徐々にエネルギーが取り除かれていくんだ」
エバンスは事故発生時、首位を走るオット・タナクから約20秒遅れの総合4番手を走行していた。
「それまでよりも少し早くコーナーに入ってしまった」と当時の状況を振り返ったエバンス。
「(イン側に)長い芝が見えていたが、自分のラインをキープするチャンスだと思ってそこを通ったんだ」
「(インカットしたのは)おそらくタイヤの幅くらいだと思うのだけど、そこに切り株が隠されていた」
「あれだけのスピードで走っていると、それに気がついたところでどうすることもできない。5速か6速で林に転がり込んだよ。5速か6速か、正確にどちらかだったかは覚えていないけど、とにかくスピードは出ていた」
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