トーマス・ルティ、2021年で現役引退。来季からはPruestelGPでスポーツディレクターに/MotoGP
8月19日、ロードレース世界選手権のMoto2クラスに参戦しているトーマス・ルティは、2021年シーズン限りで現役を引退することを発表した。それと同時にMoto3クラスに参戦しているPruestelGPは、来季からルティをスポーツディレクターとして起用することを明かした。
スイス人のルティは、現在34歳でMoto2最年長のライダーだ。2002年に125ccクラスでロードレース世界選手権のデビューを果たすと、2003年からフル参戦を開始させた。125ccクラスでは2003年に初表彰台を獲得すると、2005年には5度のポールポジション、4勝を含む8度の表彰台を獲得してチャンピオンに輝いた。
2007年からはMoto2クラスの前身である250ccクラスにステップアップし、2010年からスタートしたMoto2クラスでは勝利を重ね、2016年と2017年にはランキング2位となり、2018年に最高峰クラスにデビューした。
MotoGPクラスではエストレージャ・ガルシア・0.0・マーク・VDSでホンダRC213Vを駆ったが、最高順位は16位で1ポイントも獲得できず、翌年からは再度Moto2クラスに参戦。2019年はMoto2クラスで1勝を含む8度の表彰台に上ったが、ここ2年は表彰台を獲得できていない。
そんなルティは、2021年を最後に現役を退くことを発表した。しかし、ロードレースの業界には残り、PruestelGPのスポーツディレクターに就任することが同時に明かされた。
ドイツのチームであるPruestelGPは、Moto3クラスで現在は山中琉聖が所属しており、ジュニアチームも持っている。ルティはその両チームのライダーを指導していく。
ルティは「すでに聞いたことがあるかもしれないが、これがMoto2ライダーとしての僕の最後のシーズンになる。MotoGPのパドックは19年間過ごし、2番目のホームだった。そして、もう数年滞在して新しい課題に挑戦できることを嬉しく思う」と語った。
「プロライダーとしての現役生活に終止符を打つという僕の決断は、もちろん、PrustelGPにスポーツディレクターとして参加するというこの機会によって、より容易なものになったよ。新たな役割でスポーツの成功に貢献できることをとても楽しみにしている」
「ノア・デットワイラー(スイス人ライダー)をマネージャーとしてサポートし、2022年からPruestelGPでスポーツディレクターになる。僕の経験を伝え、若くて才能のあるライダーや、すでにMoto3クラスで活躍している強力なライダーと一緒に仕事ができることは、エキサイティングで新しい挑戦だ」
「PrustelGPチームと僕は、お互いに完璧に補完しあえると確信している。このプロジェクト全体が、これ以上ないほどの相乗効果をもたらしている。ともに成功と発展を楽しみにしているよ」
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