「ドヴィツィオーゾはサテライトから参戦させる計画」とヤマハのリン・ジャービス/MotoGP
シルバーストン・サーキットでMotoGP第12戦イギリスGPが開催されている8月29日、ヤマハのリン・ジャービスはmotogp.comのインタビューでフランコ・モルビデリをモンスターエナジー・ヤマハMotoGPに加入させ、アンドレア・ドヴィツィオーゾをペトロナス・ヤマハSRTで起用する計画があることを明かした。
ヤマハは、ファクトリーチームのモンスターエナジー・ヤマハMotoGPからファビオ・クアルタラロとマーベリック・ビニャーレス、サテライトチームのペトロナス・ヤマハSRTではフランコ・モルビデリとバレンティーノ・ロッシを起用して2021年のMotoGPを戦っていた。
ところが、ビニャーレスが2022年までの契約の途中解除を要請し2021年末で終了することになる。その後、ビニャーレスのヤマハでの振る舞いや2022年にアプリリアへ移籍することなどが判明し、8月20日に契約を即時に終了することが発表された。
そのため、第12戦イギリスGPでは、テストライダーのカル・クラッチローが急きょビニャーレスが抜けたモンスターエナジー・ヤマハMotoGPから参戦し、負傷しているモルビデリの代役でMoto2ライダーのジェイク・ディクソンがペトロナス・ヤマハSRTで戦っている。
そんななか、ヤマハ・モーター・レーシングのマネージングディレクターを務めるリン・ジャービスはmotogp.comの取材に応じて、今後のヤマハの布陣についての計画を語った。
ジャービスはインタビューで、第14戦サンマリノGPから、モルビデリをファクトリーチーム、ドヴィツィオーゾをサテライトチームで参戦させる計画があり、2022年もそのラインアップを維持する予定であることを認めた。
モルビデリは第9戦オランダGP以降を欠場。9月17〜19日にミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで行われる第14戦サンマリノGPで復帰するようだが、その際はファクトリーのモンスターエナジー・ヤマハMotoGPから出場するという。
また、昨年にドゥカティのシートを失い、MotoGPの参戦を一時休止しながらアプリリアでテストライダーを務めているドヴィツィオーゾを起用し、ペトロナス・ヤマハSRTでロッシのチームメイトを務めることになるという。
ドヴィツィオーゾは2012年にモンスター・ヤマハ・テック3でヤマハYZR-M1を駆っており、で6度の表彰台を獲得した経験がある。
2022年もモルビデリをファクトリーチーム、ドヴィツィオーゾをサテライトチームで起用する計画もあるというが、ロッシが今季限りで現役を引退するため、来季に向けてはもう1枠、適任のライダーを探さなければならない。
次戦以降、そして2022年のヤマハの布陣は発表はされていないが、まもなく明かされていくだろう。
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