リカルド、根強いフェラーリF1入りのうわさを否定「ファンが望んでいるだけかも…」
レッドブル・レーシングのダニエル・リカルドが将来フェラーリに移籍するという噂が今季何度も浮上しているが、リカルド自身は“関係者たち”が本当に彼に興味を持っているとは言い切れないとして、憶測を打ち消した。
リカルドはレッドブルとの間に盤石な形で結ばれた契約があるため、2018年に残留することには疑問の余地はない。しかしそれでも主にイタリアのメディアによる、フェラーリはリカルドに打診しているという憶測は静まらず、2019年の仮契約を結んでいるという報道もなされている。リカルドはそういったゴシップは見当違いなものだと示唆している。
「フェラーリ関連の質問を受けるとき、僕はそれが必ずしもフェラーリからではなくファンやメディアから発信されているように思えるんだ」とリカルド。
「もしかしたらそれを見たがっている人たちがいるのかもしれないけど、重要な人たちがそう望んでいるのかは僕にはよく分からない。どうなるだろうね」
「分からないよ。正直なところ、どっちにしても2019年まではたぶん何も起こらないと分かっている。だから考え始めるのはあまりに早すぎる感じがするんだ」
リカルドはフェラーリが来季も現在のドライバーペアを残留させることを知ったとき、驚かなかったという。
「彼らがキミ(・ライコネン)の契約を延長したのを知った時点で、(セバスチャン・ベッテルの契約には)驚かなかった」とリカルドは言った。
「キミがいることはセブにとってちょっとした保険なんだってことは分かっている。彼はそれで安心できるんだ。だからキミが契約した時点で、セブも数年契約になるだろうことは分かっていた」
「それに、彼は(タイトル争いを)今、リードしているし、彼ら(フェラーリ)は実にいいポジションにつけている。だから本当に当然のことだった」
「唯一彼が行く可能性があったのはメルセデスだ。でもこうなると、彼らは今のラインアップを維持することになるだろうね」
ベッテルは2020年までの契約をフェラーリと新たに結んだため、リカルドが2019年以降、フェラーリに加入するなら、再びベッテルと組むことになる。ベッテルはレッドブル時代の2014年に当時チームメイトだったリカルドに大差で敗れており、そのリカルドをチームメイトに迎えることを望まないとの説もある。
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