マクラーレンF1、モンツァでルノーと会談。ホンダとの将来は9月半ばまでに決定か
マクラーレンがF1イタリアGPの週末、ルノー首脳陣と会談を行ったことが分かった。エグゼクティブディレクターのザック・ブラウンは、2018年にもホンダとの契約を継続するのか、ルノーにスイッチするのかについての結論はまだ出ていないと語った。
F1イタリアGP金曜プラクティスの後、ルノーのジェローム・ストール、シリル・アビテブール、アラン・プロスト、F1のスポーツ面のボス、ロス・ブラウンが、マクラーレンのモーターホームを訪れたとSky Sports Newsが伝えた。
パワーユニット契約に関する会合が行われたものと考えられるが、ザック・ブラウンは最終決定はまだ下しておらず、9月半ばまでには現在のパートナー、ホンダとルノーのどちらと来季組むのかを決める予定だと語ったということだ。
「とても難しい状況だ。さまざまな形のパズルのピースがある。我々がコントロールできるものもあれば、そうでないものもある」とブラウン。
「すべてが定まれば、決断を下し、発表を行う。まだいくつか課題があり、それについて交渉する必要がある」
「どちらの方向に行く可能性もある。マクラーレンはかつてないほどの大きな決断を迫られることになるだろう」
「だが今は誰とも合意に達していない」
ホンダとの現在の契約を破棄すれば、マクラーレンは年間約5000万ポンド(約71億円)の資金を失うことになると考えられている。しかしブラウンは、後方で戦い続けて3年目となるいま、マクラーレンにとっては競争力の向上の方が重要だと述べた。
「これ以上表彰台から遠ざかっていることはできない。我々は勝つためにここにいるのだ。従ってスポーツ面から決断を下すつもりだ」
「マクラーレンにとって一番いいのは、スポーツ面においてベストの決断を下すことだ。幸い非常に協力的な株主がついているので、財政面の問題を解決し、スポーツ面を考えた決断を下すことができる」
現在自身のチームを含めて3チームにパワーユニットを供給しているルノーには、提携チーム数を増やしたくないとの意向がある。ホンダは来季ザウバーとの提携を取りやめた後、トロロッソとの契約を考えているとの報道がなされており、ベルギーGPの週末にホンダは交渉について否定したものの、もし両者の契約が成立すれば、マクラーレンにとってはトロロッソの代わりとしてルノーのパワーユニットを得る道が開ける。メルセデスとフェラーリにはエンジンを供給する意志はないため、マクラーレンにとってはホンダ以外の選択肢はルノーしか残されていない。
トロロッソは来年のパワーユニットに関する決断を下す期限を9月3日に定めているといわれているが、マクラーレンは必ずしも今週末に結論を出す必要はないとブラウンは述べている。
「ルノー」をもっと詳しく
「ルノー」のニュース
-
瑠璃色に輝く宝石ラピスラズリを文字盤にした腕時計『ラピスラズリ・リミテッド』発売4月19日9時30分
-
パナソニック「レッツノートFV5」 AI処理を高速化するNPU搭載4月13日20時0分
-
アルピーヌ、F1チーム売却のうわさを否定。大不振のなか、A524の改善に取り組み、2026年新規則への準備も進行中4月12日17時40分
-
メディカルノートと大手前病院、地域における情報発信に関するお取り組みの一環として地域医療特集サイトを公開4月5日17時16分
-
日産の新中期経営計画に感じた「物足りなさ」ホンダ、ルノーとの提携を生かせ!4月2日7時0分
-
元F1チーム代表のフラビオ・ブリアトーレ、心臓の手術を受け良性の腫瘤を除去。SNSで成功を知らせる4月1日18時10分
-
アイルトン・セナをF1初勝利に導いた伝説のマシンを組み立てる『ロータス ルノー 97T』 ウェブ限定で2024年3月26日(火)発売開始3月26日16時16分
-
海外ライターF1コラム:ルノー/アルピーヌの衰退の原因と、自動車メーカーがF1で成功することの難しさ3月19日17時45分
-
メディカルノート、悪性リンパ腫の一種“びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)”の啓発活動を強化3月18日15時47分
-
虎目石を文字盤にした腕時計『タイガーアイ・リミテッド』を3月13日に発売3月15日9時30分
スポーツニュースランキング
-
1J1広島巡り安芸高田市長から反論。新潟スポンサー社長がX閉鎖へ「悲しい」 FOOTBALL TRIBE
-
2大谷翔平の驚がく2本塁打に地元メディア「国の宝だ」「1ドルたりとも無駄にしない価値がある」 スポーツ報知
-
3息できてるか…? 大谷翔平、特大アーチを打った瞬間に“異変”が起きた…!? 相手投手の“動き”がヤバすぎると話題に「秒で確信」「この打球ならしょうがない」 ABEMA TIMES
-
4これは反則レベル!大谷翔平、中継カメラがとらえたヤバすぎる“数秒間” 特大アーチ直後に見せた一瞬の“表情”にファン騒然「秒で確信したな」「なんだ、ただの神か…」 ABEMA TIMES
-
5大谷翔平は一体どうなってしまうのだろう…助走期間5月で無双状態、打者専念の好影響を担当記者が「見た」 スポーツ報知