ペレス「スプリント予選ではオーバーテイクができなくて退屈」レッドブル・ホンダ/F1第14戦
2021年F1イタリアGPの土曜スプリント予選で、レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスは9番グリッドからスタート、9番手でフィニッシュした。
ペレスは、スタートでひとつ順位を落とした後、アストンマーティンのランス・ストロールを追うことに。バトルのなかでターン2をショートカットし、いったん前に出たが、後にポジションを戻した。これによりペレスが継続するアドバンテージを得たかどうかが審議の対象となったものの、調査の結果、問題なしとされた。その後、ペレスは改めてオーバーテイクを成功させ、9番手でフィニッシュしている。
バルテリ・ボッタス(メルセデス)がグリッド降格ペナルティを受ける関係で、ペレスは8番グリッドを得る見込み。
■レッドブル・レーシング・ホンダ
セルジオ・ペレス
FP2 4番手(1分23秒917:ソフトタイヤ/29周)
スプリント予選 9番手(9番グリッド/ミディアムタイヤ)
明日のレースでチャンスがあると期待している。8番グリッドからスタートし、戦略によって順位を上げていく機会が今日よりもあるはずだよ。
今日のスプリント予選でもう少しポジションを上げておきたかったが、スタートがあまりよくなかったし、オーバーテイクがとても難しかった。
ペースを上げるために今夜頑張るつもりだ。明日のレースを楽しみにしている。
ストロールとのインシデントについては、行き場がなかったために、縁石にヒットして自分のレースが台無しになるのを避けるために、コーナーをカットしなければならなかった。可能な限りすぐにポジションを戻したよ。
(スプリント予選システムについて語り)スプリントレースをするメリットが僕には分からない。(レース中に)何も起こらないからね。ファンにとっても、ドライバーにとっても、退屈なんじゃないかな。今の段階で、このフォーマットからは、何ももたらされていないと僕は感じる。もちろん、これはショーの要素を改善するためになされていることだから、ファンが喜んでいるかどうかを確認する必要があるけどね。
問題点は、今のF1カーでは、とても大きなラップタイム差がないとオーバーテイクできないということだ。それにはタイヤのデグラデーションが必要になる。でも、(スプリント予選は)短すぎて、デグラデーションが起こらない。それが問題だ。
サーキットの選択を間違ったのかもしれないけど、このフォーマットを試すのに適したサーキットがどこなのか、僕には分からないね。
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