中上貴晶、MotoGP6年目を迎える2023年もLCRホンダ・イデミツから継続参戦「一日でも早く満足のいくレースをしたい」
9月13日、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦している株式会社ホンダ・レーシング(HRC)は2023年もLCR Honda IDEMITSU(LCRホンダ・イデミツ)より中上貴晶を起用すると発表した。
中上は、2007年の最終戦バレンシアGPでMoto3クラスの前身である125ccクラスからワイドルドカード参戦し、世界選手権デビューを果たした日本人ライダーだ。2008年から2009年の2年間は125ccクラスにフル参戦していたが、戦いの舞台を一度日本に戻すと、2011年に全日本ロードレース選手権のJ-GP2クラスでチャンピオンを獲得し、再び2012年から世界選手権に復帰しMoto2クラスに参戦を開始した。
2014年からイデミツ・ホンダ・チーム・アジアよりMoto2クラスを戦い、2016年の第8戦オランダGPで初優勝を飾る。2017年も第12戦イギリスGPで勝利し、Moto2クラスで通算14度の表彰台を獲得した。
翌2018年からはMotoGPクラスに昇格し、ホンダのサテライトチーム、LCRホンダ・イデミツから参戦した。現在、MotoGPクラスで唯一の日本人MotoGPライダーとしてグランプリを戦っており、2022年で最高峰クラス5シーズン目を迎えている。
そんな中上は、2023年もLCRホンダ・イデミツからMotoGPに継続参戦することが決まった。チームメイトはチーム・スズキ・エクスターから移籍となるアレックス・リンスだ。世界最高峰クラス6年目となる来シーズンは、リンスとともに戦っていく。
■中上貴晶
「『LCR Honda IDEMITSU』から、2023年以降も引き続きMotoGPに参戦でき、とても嬉しく思っています。日頃から活動を支えてくださる出光興産株式会社様、ならびにホンダ様にはとても感謝しております。また、いつもあたたかく応援してくださるファンの皆様へも感謝を伝えたいです」
「今シーズンは自分自身納得がいく結果を残せてないですが、来シーズンに向けて一日でも早く満足のいくレースをして、皆さまの期待に応えていきたいと思います。日本GPは3年振りに開催されます。日本のファンの皆様の前で走れることがとても楽しみです。皆様、ご声援よろしくお願いいたします」
■本田技研工業株式会社 執行職 コーポレートコミュニケーション統括部長 兼 株式会社ホンダ・レーシング(HRC)代表取締役社長 渡辺康治
「来シーズンも引き続き、中上貴晶選手とMotoGPクラスで戦えることをうれしく思っています。今シーズンはHRCとして難しいシーズンとなっていますが、そのような状況においても、1戦1戦前向きに取組む姿勢には、心打たれるものがあります。中上選手ならびにファンの皆様の期待に応えられるように引き続きホンダもサポートしてまいります。最後になりましたが、これまでも多大なるサポートをいただいております出光興産株式会社様へ、心より感謝を申し上げます」
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