「日本は我々を超えた」中国紙が森保ジャパンの快進撃に熱視線 不安定な母国代表には嘆き「選手たちは傲慢になった」
森保体制で着実に声価を高めている日本。その躍進に賛辞が飛び続けている。(C)Getty Images
森保ジャパンの充実のヨーロッパ遠征は、アジアのライバルたちに衝撃と刺激をもたらしている。現地9月13日、中国紙『新浪体育』は「日本は学んだ」と報道。この9月の代表シリーズでドイツとトルコを打ち破った日本の成功を称えた。
日本サッカーのさらなる飛躍を予感させる勝利だった。9月9日のドイツ戦を4-1と制したサムライブルーは、続くトルコ戦もスタメン10人を入れ替えながら4-2と快勝。2試合で8点という目に見える結果もさることながら、毎熊晟矢(セレッソ大阪)や伊藤敦樹(浦和レッズ)といった若手も抜擢も目立つ。これはチームの底上げが確実に進んでいる証とも言えるだろう。
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そんな成長著しい日本を羨望の眼差しで見つめるのが中国だ。2002年の日韓ワールドカップ出場を最後に国際大会から遠のく大国は、森保ジャパンの現状に賛辞を惜しまない。日々国内外のサッカー情報を発信する『新浪体育』は、「中国は40年前まで彼らの先を行っていたが、日本は謙虚に学び、我々を超えた」と指摘。さらに同紙は、多くの選手が高給を約束されている国内サッカーの現状を嘆いた。
「男子サッカーがプロ化後に衰退したのには理由がある。なぜなら、どれだけパフォーマンスや成績が悪くても、トップ選手は多くのお金を稼ぐことができるからだ。彼らは国際舞台で世界の猛者と競争しようという意欲がないのだ。
多くの選手は稼ぎすぎるあまり傲慢になり、自分を成功者だと思い込み、畏敬の念や向上心を失う。とくにサッカー界ではそれが顕著であり、自分自身の成長が進んでいないことに誰も気づいていない」
Jリーグと比較して、選手の得られる給与が高く、潤う国内サッカーの現状に競争力低下の原因があるとした。さらに同紙は、「日本のプロサッカー選手の収入が非常に低いことは知っている。しかし、彼らは意欲的に、ヨーロッパへ羽ばたき、学びを得ている。一方で中国の選手たちは無責任な投資家の単なる愛人にすぎない」と断言。そして、こう強調している。
「サッカーは国際的な成功が求められる。ゆえに国内で一流であれば、一定以上の稼ぎを得られる今のプロジェクトは、かならず急落する。中国スーパーリーグの選手たちはなぜそんなに稼げるのか。Jリーグの数倍の規模を誇っているのに、なぜ代表チームの実力は日本に及ばないのか。いったいこれは正常なのだろうか」
国際舞台で着実に声価を高める森保ジャパン。彼らの存在は、アジアで覇権を争うライバルたちにとって驚異的なものになりつつある。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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