世界を席巻したインプレッサが現代的アレンジで復活。WRC97のDNAを受け継ぐ『プロドライブP25』
かつてスバルとともにWRC世界ラリー選手権を席巻したプロドライブ。イギリスに本拠を置くこのコンストラクターは、チャンピオンカーであるスバル・インプレッサWRC97を現代的にアレンジした究極のロードゴーイングカー、『プロドライブP25』を作り上げた。1997年の戴冠から25年あまり、そして世界限定25台の両方の意味を持つ名が与えられた“新しいインプレッサ22B”は2024年上旬のデリバリーに向け、現在生産が進められている。
1995年から97年にかけて、WRCでマニュファクチャラーズタイトル3連覇を果たしたスバルは翌98年、WRC97にインスパイアされた公道仕様の『インプレッサ22B STi Version』を発売した。それから四半世紀のときを経て登場した『P25』は、世界中のラリーファンを熱狂させた当時のWRカーを設計したピーター・スティーブンスとともに、25年以上前の競技車両のアイコンを現代的に解釈し、名車のDNAを再構築、そして公道用に再創造された特別なモデルだ。
「最新のテクノロジーと素材を駆使して作り上げられたプロドライブP25は、そのルーツへのオマージュであり、公道でのパフォーマンスに匹敵するものは他にはないだろう」と語るのは、プロドライブ創設者のデビッド・リチャーズ会長。
「そのため、スバルを代表するインプレッサを現代風にアレンジするという、私たちのビジョンは達成できたと確信している」
元WRCコドライバーであるリチャーズ会長が、自信をもって送り出す『P25』の技術的な焦点は“より軽く”、“よりパワフル”に、そして“ワールドラリーカーを凌駕する優れたハンドリング”を実現することだった。プロドライブはこれらの目標を軽量ボディシェルの採用や、ボンネット、ルーフ、フェンダーなど各所ボディパーツにカーボン素材を用いる軽量化と、『EJ25』をベースにプロドライブが改良し、最高出力450bhp(約456ps)を発揮するに至った2.5リットル4気筒ボクサー・ターボエンジンの採用などによって達成。
ハンドリングの面ではP25専用に設計されたパフォーマンス・ブレーキ・キットをはじめ、特注のビルシュタイン製アジャスタブル・サスペンション、同じく特注品のプロドライブGC-012Lホイールの装備、ステアリングと油圧ハンドブレーキのアップグレード、耐久性とパフォーマンスのテストによってセレクトされたブリヂストン製パフォーマンス・タイヤなどによって目標をクリアした。
この他、内装ではインテリアカラーが選べるほか、シートも標準シートとカーボン製リクライニングシート、フィックス・カーボンシートの3種類から選択可能に。リヤシートは消化器内蔵のハーフケージに変更することができる。エクステリアでも、もちろんボディカラーやホイールカラーが選択できる。ドアミラーやルーフ、リヤウイングなどの一部パーツはカーボン地を露出させることも可能だ。
2.5リットル・ボクサーに6速シーケンシャル・マニュアルミッションを組み合わせ、0-60mph(0-97km/h)を3秒以下で駆け抜ける『プロドライブP25』は、前述のとおり世界で25台だけの限定生産となり、その価格は配送料や税金などの諸費用を除いて46万ポンド、日本円で約8300万円となっている。
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