【川崎Fvs湘南プレビュー】川崎Fと湘南がぶつかる33回目の“神奈川ダービー”…前回対戦は1-1のドロー
サッカーキング2021年9月25日(土)4時33分
[写真]=小林渓太、清原茂樹
■川崎フロンターレ 久々の本拠地で連勝継続へ。日替わりのヒーロー登場にも期待
【プラス材料】
ミッドウィークに行われた前節の鹿島アントラーズ戦は劇的な勝利を収め、これでリーグ戦3連勝。2位との勝ち点差を「7」に広げ、再び独走態勢に入り始めている。
総力戦での戦いが続く中、明るい材料も増えている。新加入のFWマルシーニョをチームスタイルにフィットさせながらも、ポジション争いを繰り広げるFW宮城天が劇的なJ1初ゴールで勝利をもたらした。FW知念慶も好調を維持しており、この連戦は日替わりでニューヒーローが生まれつつある。さらにFW旗手怜央やDF谷口彰悟といった離脱していた主力のケガ人も続々と復帰。終盤戦に向けた足並みが揃いつつある。
そして、今節から3試合は『等々力陸上競技場』での開催だ。リーグ戦に限れば、5月に行われた第17節の鹿島戦以来、約4カ月ぶりの本拠地でのプレーで連勝を続けたい。
【マイナス材料】
韓国からの帰国後、2週間の隔離期間による行動制限がある中、たくましい戦いぶりで勝ち星を積み重ねている。
ただ、試合内容に目を向けると、常に相手を圧倒しているわけではない。第29節の徳島ヴォルティス戦は後半に防戦一方となりながら、辛くも逃げきった。鹿島戦も決定機は少なく、終盤にセットプレーとミドルシュートで相手を沈めた勝利だ。試合内容を改善したいところだが、連戦のため、なかなか練習で着手するだけの余裕がないのが現状だろう。リーグ戦5連戦の3試合目となるため、来週まで連戦が続く。鬼木達監督としても、選手のコンディションを把握しながら、どの組み合わせが良いのか。そこの見極めがカギとなりそうだ。
湘南戦は前回対戦時、1-1のドローに終わっている。勝利で飾り、何としても連勝を伸ばしたい。
文:いしかわごう
■湘南ベルマーレ 前節のパフォーマンスを取り戻し、天皇杯の二の舞を回避できるか
【プラス材料】
前節のアビスパ福岡戦は1-1で引き分け、新体制2試合目にして初めて勝ち点を積み上げた。見逃せないのはその内容だ。ポゼッションを高めながら主導権を握り、相手のゴールを脅かす場面を数多く作り出した。その裏返しとして決定力の課題は残るものの、最後の精度にフォーカスできるほどにチャンスを創出した事実は得がたい。テンポよくつながる攻撃や守備の連動、相手の堅守をラストプレーでこじ開けた執念を含め、チームの一体感を感じさせる一戦だった。
攻守に積極的なプレーを示した19歳のMF平岡大陽を始め、フレッシュな台頭も頼もしい。途中出場の選手がゴールに関わったことも然り、一体感の中に息づく競争はチームのボトムアップを加速させるに違いない。
【マイナス材料】
前述のとおり、福岡戦で一定の手応えをつかんだが、水曜日に行われた天皇杯ラウンド16ではガンバ大阪に圧倒されて1-4で敗戦。特に前半は相手の多彩な攻撃に対して後手を踏み、多くのピンチを招いて失点を重ねた。時にマイボールとしても相手の連動したプレスを打開できず、自陣を出ることすらままならない。後半は立て直して一矢を報いたものの、相手のカウンターを誘発するミスを含めて、攻守に課題が見出された。
今節対戦する川崎フロンターレとの通算対戦成績は6勝9分17敗と分が悪い。さらに、相手のホームゲームでは2勝3分10敗と黒星が大きく先行する。
また、今節はDF大岩一貴が累積警告により出場停止となるほか、福岡戦で足を痛めて負傷交代したFWタリクの状態も気がかりだ。メンバーを含めて注目したい。
文:隈元大吾
【プラス材料】
ミッドウィークに行われた前節の鹿島アントラーズ戦は劇的な勝利を収め、これでリーグ戦3連勝。2位との勝ち点差を「7」に広げ、再び独走態勢に入り始めている。
総力戦での戦いが続く中、明るい材料も増えている。新加入のFWマルシーニョをチームスタイルにフィットさせながらも、ポジション争いを繰り広げるFW宮城天が劇的なJ1初ゴールで勝利をもたらした。FW知念慶も好調を維持しており、この連戦は日替わりでニューヒーローが生まれつつある。さらにFW旗手怜央やDF谷口彰悟といった離脱していた主力のケガ人も続々と復帰。終盤戦に向けた足並みが揃いつつある。
そして、今節から3試合は『等々力陸上競技場』での開催だ。リーグ戦に限れば、5月に行われた第17節の鹿島戦以来、約4カ月ぶりの本拠地でのプレーで連勝を続けたい。
【マイナス材料】
韓国からの帰国後、2週間の隔離期間による行動制限がある中、たくましい戦いぶりで勝ち星を積み重ねている。
ただ、試合内容に目を向けると、常に相手を圧倒しているわけではない。第29節の徳島ヴォルティス戦は後半に防戦一方となりながら、辛くも逃げきった。鹿島戦も決定機は少なく、終盤にセットプレーとミドルシュートで相手を沈めた勝利だ。試合内容を改善したいところだが、連戦のため、なかなか練習で着手するだけの余裕がないのが現状だろう。リーグ戦5連戦の3試合目となるため、来週まで連戦が続く。鬼木達監督としても、選手のコンディションを把握しながら、どの組み合わせが良いのか。そこの見極めがカギとなりそうだ。
湘南戦は前回対戦時、1-1のドローに終わっている。勝利で飾り、何としても連勝を伸ばしたい。
文:いしかわごう
■湘南ベルマーレ 前節のパフォーマンスを取り戻し、天皇杯の二の舞を回避できるか
【プラス材料】
前節のアビスパ福岡戦は1-1で引き分け、新体制2試合目にして初めて勝ち点を積み上げた。見逃せないのはその内容だ。ポゼッションを高めながら主導権を握り、相手のゴールを脅かす場面を数多く作り出した。その裏返しとして決定力の課題は残るものの、最後の精度にフォーカスできるほどにチャンスを創出した事実は得がたい。テンポよくつながる攻撃や守備の連動、相手の堅守をラストプレーでこじ開けた執念を含め、チームの一体感を感じさせる一戦だった。
攻守に積極的なプレーを示した19歳のMF平岡大陽を始め、フレッシュな台頭も頼もしい。途中出場の選手がゴールに関わったことも然り、一体感の中に息づく競争はチームのボトムアップを加速させるに違いない。
【マイナス材料】
前述のとおり、福岡戦で一定の手応えをつかんだが、水曜日に行われた天皇杯ラウンド16ではガンバ大阪に圧倒されて1-4で敗戦。特に前半は相手の多彩な攻撃に対して後手を踏み、多くのピンチを招いて失点を重ねた。時にマイボールとしても相手の連動したプレスを打開できず、自陣を出ることすらままならない。後半は立て直して一矢を報いたものの、相手のカウンターを誘発するミスを含めて、攻守に課題が見出された。
今節対戦する川崎フロンターレとの通算対戦成績は6勝9分17敗と分が悪い。さらに、相手のホームゲームでは2勝3分10敗と黒星が大きく先行する。
また、今節はDF大岩一貴が累積警告により出場停止となるほか、福岡戦で足を痛めて負傷交代したFWタリクの状態も気がかりだ。メンバーを含めて注目したい。
文:隈元大吾
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