【気になる一言】メルセデスF1代表、スタート練習について「正しい位置が明記されていない」とペナルティに不服
2020年F1第10戦ロシアGPでバルテリ・ボッタスが優勝し、ロシアGPが開始された2014年から同一グランプリ7連勝を飾ったメルセデスだが、レース後のトト・ウォルフ代表に笑顔はなかった。それは、ポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトンに、ふたつのペナルティが科せられたことに納得できなかったからだ。
「私はロン(・メドウ/メルセデス・スポーティングディレクター)とレース審議委員会へ行った。彼らはレースディレクターズノートとスポーティングレギュレーションに違反していると説明したが、そこには正しい位置が明記されていない」
「レースディレクターズノートには、私の記憶が十分に正しければ、ピットレーンの信号を越えた後の右側のエリアでのみ練習できるとしか、書かれていない。ルイスがスタート練習した場所もまたピットレーンの信号を越えた後の右側のエリアだった。そして、レコノサンスラップでの一定ではない走行に関しても議論の余地がある。したがって、我々は下された2つの裁定に対して、同意はしていない」
またウォルフはひとつにつき、5秒のペナルティに対しても「とてつもないもの」と憤慨する。
「そこでスタート練習したことで、本番のスタートでアドバンテージを得たという者もいるが、あの場所は滑りやすく、コース上のスタート位置よりもグリップが少ないのでアドバンテージになったとは思っていない。物事は必ずしも白黒ではなく、解釈の余地があると思う」
「さらに物事には『常識』というものがある。したがって、我々は今回の裁定に対しては到底、納得はしていないが、レーススチュワードの仕事は尊重する」
そして今回、このような事態を引き起こした原因はドライバーにあるのか、チーム側にあるのかと問われたウォルフは、それは論じるべき話題ではないと回答を拒絶した。
「ミスはチーム全員で負うというのが我々のフィロソフィだ。ドライバーだけの責任ではないし、チーム側だけの問題でもない。だから、犯人探しはこれまでもやって来なかったように、今回もしない」
そして、最後にボッタスの優勝を次のように称賛した。
「いずれにしても、今日のバルテリは優勝に値する走りだった」
そう言うと、ウォルフの顔にようやく笑顔が戻った。
「メルセデス」をもっと詳しく
「メルセデス」のニュース
-
楽0—2ロ(4日) ロッテが無失点リレー5月4日16時17分
-
ロッテ・メルセデス 6回無失点もまた無援...今季5度目の先発も白星ならず5月4日15時29分
-
【ロッテ】メルセデス、守備にも支えられ6回無失点の粘投も今季初勝利はお預け…防御率は0・780・62に5月4日15時20分
-
楽天・内星龍—ロッテ・メルセデス…スタメン発表5月4日12時40分
-
ロッテ・メルセデス、4日楽天戦に先発「自分の仕事に100%の力を出します」5月3日13時39分
-
マンハッタンで史上初のF1デモ走行を実施。ハミルトンがメルセデスW12をドライブ5月2日12時22分
-
メルセデスのTDアリソンはF1スプリントのセッション順変更を歓迎「週末を通してより柔軟性を持たせられる」4月30日7時0分
-
[ロッテ]佐々木、メルセデスが子供たちと触れ合い—「マリーンズ・キッズボールパーク」4月28日14時2分
-
ロッテ、7連敗...吉井監督、復帰の安田に期待「彼が頑張ってくれないとチームもよみがえらない」4月27日18時43分
-
F1オーストラリアGPのスチュワードを務めたハーバート、アロンソへのペナルティをめぐり「殺害予告を受けた」と明かす4月27日6時50分