「大物とは思わない」異次元の1年でも揺るがぬ自然体 大谷翔平の“裏の顔”を同僚たちが激白「本当に普通。意外だった」
ポストシーズンに向けた記者会見に臨んだ大谷。その場でもリラックスした表情が目立った。(C)Getty Images
大谷翔平にとって「楽しみが大きい」舞台での戦いがいよいよ始まる。
現地時間10月5日、ドジャースは本拠地でパドレスとの地区シリーズ第1戦に臨む。エンゼルスでの6年間で一度もポストシーズン出場がなかった大谷にとっては、待望のヒリヒリした戦いの場である。
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喧騒の尽きないシーズンだった。昨オフにドジャースと10年総額7億ドル(約1015億円=当時のレート)の超巨額契約を締結した大谷。史上初となる「シーズン54本塁打・59盗塁」を達成したレギュラーシーズン中も常に人々の関心が付きまとった。
それでも大谷に驕るような素振りは見られなかった。「球界の顔」と言われるスターらしからぬ振る舞いは、常勝軍団の面々をも驚かせるものだった。英紙『The Guardian』の取材に応じたドジャースのミゲル・ロハスは、「オオタニを取り巻く大々的なキャンペーンと名声のすごさを考えると、地に足のついた態度は意外だったか」と尋ねられ、こう切り替えている。
「100%、意外だったね。僕は色々なスター選手と一緒にプレーしてきたが、彼らは普通とは違う。スーパースターだから、ある段階で、多くの人の助けが必要になる。外に出ても目立たない他の選手たちのように、普通の生活を送ることはできない。しかし、ショウヘイはいつも自然体だ。どんな時も笑っていて、チームメイトと知り合うことに夢中だ。本当に普通で、地に足のついた男だと言うことに驚かされた」
さらに同世代のスラッガーであるマックス・マンシーは、「ショウヘイは大人の身体の中に小さな子どもがいるようなやつだ」とユニークに指摘。大谷の人となりを表現している。
「語弊があるかもしれないが、ショウヘイは物事をあまり真剣に考えてはいないんだ。とにかく楽しむのが好きなんだ。いつも笑いながら冗談を言っている。もしも、野球について何も知らず、彼を一度も見たことがない人がいたら、彼が大物だとは思わないだろうね」
地に足をつけ、物事を楽しみながら、野球に取り組んでいく。周囲を驚かせるプロフェッショナルな姿勢は大谷が、業界内で声価を高める要因の一つと言えよう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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