レッドブル首脳、ガスリーはスーパーフォーミュラに出場と示唆。トロロッソF1の代替ドライバーを近々発表か
レッドブルはピエール・ガスリーを22日にF1アメリカGPではなく全日本スーパーフォーミュラに出場させる意向であり、その週末にトロロッソで走らせるドライバーを選考中だと報じられている。
日本GPの週末、ルノーは2018年に向けて契約したカルロス・サインツJr.を次戦アメリカGPからジョリオン・パーマーの代わりに走らせると発表。トロロッソは、サインツが離脱し、アメリカGPではダニール・クビアトとガスリーが走るという声明を発表した。
ガスリーは今年、ホンダエンジンを搭載するTEAM無限からスーパーフォーミュラに参戦、最終戦を前に、ポイントリーダーでトヨタエンジンを搭載する石浦宏明から0.5点差のランキング2位につけている。しかしその最終戦はF1アメリカGPと同じ週末に開催されるため、ガスリーがオースティンに向かう場合、スーパーフォーミュラのタイトルは断念することになる。
しかしトロロッソのこの発表の後、ガスリーが「今のところ、2週間後にどうするかという確認を、ヘルムート(・マルコ)や(トロロッソのチーム代表)フランツ(・トスト)から得ていない」とコメント。マルコも、来年からトロロッソのパワーユニットパートナーとなるホンダを配慮し「日本のスーパーフォーミュラでタイトルを取ることはホンダにとって重要だ」と発言するなど、ガスリーの去就が不透明になってきた。
ドイツのAuto Motor und Sportは、マルコはトロロッソの声明には誤りがあったと認める発言をしたと報じた。すでにトロロッソの広報もガスリーのF1アメリカGP出場が決定したというのは誤りであると認めている。
「(アメリカGPでクビアトとガスリーを走らせるという発表は)誤りだった」とマルコはAuto Motor und Sportに対して語った。
「我々の新しいエンジンパートナーであるホンダは、その週末に日本で行われるスーパーフォーミュラで彼がタイトルを取ることを望んでいる。我々としてはその希望を退けることはできない」
トロロッソは現在コンストラクターズ選手権6位。5位のウイリアムズとは14点差、7位ハースとは9点差、8位ルノーとは10点差と、現在ランキング5位争いは熾烈であり、トロロッソにとってアメリカGPで誰を走らせるかは非常に重要になってくる。
「火曜までにはトロロッソの2台目に誰が乗るのか、我々のなかではっきりするだろう」とマルコは述べたということだ。
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