フェルスタッペン、ルクレールの“無責任な走り”に怒り「ホンダのファンの前で表彰台に乗るチャンスを逃した」:F1日本GP
2019年F1日本GP決勝で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンはアクシデントによりリタイアした。
予選5番手を獲得し、5番グリッドからスタートしたフェルスタッペンは、ターン1で2番グリッドスタートのシャルル・ルクレールに追いつき、追い越そうとしたところ、ターン2で接触が起き、コース外にはじき出される形になった。後方まで順位を落とした後、13周目には17番手にポジションを上げていたが、接触によるマシンダメージにより、結局はガレージに戻り14周でリタイアという結果になった。
スチュワードは最初このアクシデントについてはペナルティを科す必要なしと判断したが、後にこれを取り消し、レース後に審議を行うと発表した。その結果、ルクレールはこのアクシデントに関して責任ありと判断され、ペナルティを受けた。
■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 決勝=リタイア
すごくいいスタートを切って、3番手に上がった。うまくいったと思ったよ。ターン2でアウト側をキープしていたら、シャルルが僕のマシンの側面に突っ込んできた。シャルルはポジションを取り戻そうとしていたんだろう。でもレースは長い。スタート直後にあれほどのリスクを冒す必要はなかったと思う。その結果、ふたりとも順位を落とした。ただ彼の方はフロントウイングを交換してレースを続けることができたけどね。
僕は後方まで落ちてからも走り続けたが、マシンのダメージが大きくて、15周目にリタイアしなければならなかった。僕の方は、他の行動を取る余地はなかったと思う。スチュワードが審議して、判断を下すだろう。
あれだけいいスタートを切っていたから、今回も表彰台に上がれるチャンスが十分あったと思う。それだけにすごく悔しい。応援してくれているホンダファンの前で表彰台に乗ることができたら、最高だったのに。
僕らが前進しているのは間違いないし、前とのギャップは縮まりつつある。でも次のメキシコまでにもっと頑張る必要があるね。
(リタイア直後、formula1.comに語り)ハードなバトルは好きだけど、こんなのは“ハードなバトル”ではない。ターン2に向かって無責任な走りをしただけだ。他のマシンのすぐ後ろを走っているときにはダウンフォースを失うことは誰でも知っている。だからそれは言い訳にならない。
おかしいのは、最初(スチュワードが)審議すらしようとしなかったことだ。僕のマシンは完全に壊された。マシン側面に穴があいたんだ。
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