ボッタス、メルセデスF1との関係は良好だと語る「残りの期間に向けていつも通り熱心に仕事をしている」
メルセデスでの5シーズンにおいてバルテリ・ボッタスに残されているのは、たった6戦となった。F1第16戦トルコGPでのボッタスの優勝は、彼にとって今シーズン初めての優勝だった。メルセデスでの時間が終わる前に優勝を飾ったことは、ボッタスにとってどれほど重要なことだったのか?
「これは今シーズンにおける彼の最後の優勝にはならないかもしれない。彼が今週末にもたらした結果は素晴らしいものだったからだ」とメルセデスF1のチーム代表であるトト・ウォルフは述べた。
「彼はポールポジションからスタートを切り、差をつけていった。コース上で最速のドライバーだったし、タイヤマネジメントの点では最高だった。常にコントロールし、ファステストラップを記録した。これは10点満点中10点だし、コンストラクターズ選手権でも重要な役割を果たすことになる。またルイス(・ハミルトン)をサポートするうえでも同様だ。というのも今日のバルテリのパフォーマンスだけが、マックス(・フェルスタッペン/レッドブル・ホンダ)がさらに8ポイントを獲得することを防いだからだ」
2週間後にオースティンで開催される第17戦アメリカGPで、メルセデスがどれだけ調子を上げられるとボッタスは予想しているのだろう?
「僕は水晶玉を持っていないから理論上の話になるけれど、うまくいけば素晴らしいレースのひとつになるはずだ」とボッタスは述べた。
「それが僕たちが期待していることだ。僕たちはまた優勝を争うポジションにつけられるように、今後2週間のうちに必死に取り組むよ」
ドライバーがチームを離脱することになると、シーズンの終盤に“締め出され”て、ミーティングへの出席が許されないことがよくある。チームとしてはいかなる貴重な情報も移籍先のチームに持っていかれたくないからだ。だがそれはボッタスとメルセデスには当てはまらない。
「僕はこの5年間すべてのミーティングに出ている。他にミーティングがあったのだとしたらそのことは僕にはわからないけれど、僕にとってはすべてが通常どおりだ」
チームとドライバーの関係は円満なままだとボッタスは話した。
「チームとの状況は良好だよ。何も変わっていない。すべては正常で、チームは全体的にやる気に溢れているし、今年の残りの期間に向けて意欲を高め、いつもどおり熱心に仕事をしている。彼らのことは表彰台からか、マシンを降りた時にしか見ないけれど、いい感じだし誰もが幸せそうに見える」
ボッタスが2021年シーズンの終わりと、彼のメルセデスでの時間の終わりに向けて、さらに何度かのレースで優勝したら、チームは間違いなく満足するだろう。
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