「選手をよく見ている」球界OBが指摘した岡田監督と中嶋監督の”違い”と”共通点”とは?
リーグ制覇に導いた中嶋監督(左)と岡田監督(右)。ともにチームや選手の状態を見抜く目に長けているという(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
今シーズンは阪神とオリックスがリーグ優勝を決めた。優勝するチームの特徴として、大活躍した選手の存在があるが、やはり監督の采配が冴えていたことも挙げられる。実際、岡田彰布監督は8番に木浪聖也を固定したり、中嶋聡監督は防御率2.06で6勝無敗をマークした東晃平を見い出したりなど、選手起用は非常に上手くいっていた。
【関連記事】「仲が良いか、悪いかでもうやらない」阿部巨人で球界OBから入閣が期待される「異端児OBの名前」
慧眼でチームを導いた岡田監督と中嶋監督ではあるが、2人の共通点を指摘する野球解説者もいる。YouTubeチャンネル「スポーツナビ 野球チャンネル」で、現役時代に阪神とオリックスで活躍した能見篤史氏と、同じく両チームで活躍した糸井嘉男氏が出演し、両指揮官についてコメントした。
まず能見氏は中嶋監督のもと選手兼任コーチとして在籍した時のことを振り返り、「やらかした選手はほったらかしじゃなくて、歩み寄って『なんや、あれ』みたいな冗談っぽく」と話す。ミスした選手をいじって和ませる姿をよく見たという。
一方、「岡田さんはそういうのはあまりしない」と岡田監督は選手と積極的にコミュニケーションをとるタイプではないとしつつ、「2人とも共通しているのが選手をよく見ている」「だから変化にはすぐ気づく」と口にする。
能見氏は「岡田さんは(選手の変化を)見て、投手コーチとか担当コーチに言って」「中嶋さんは結構声を掛けに行く」とアプローチの仕方は異なるものの選手の変化によく気が付く監督であると続ける。
また、糸井氏は「中嶋さんもそうですけど、岡田さんも言葉の端々にユーモアがある。すごい面白い」と他の共通点を挙げ、能見氏は「今の時代の選手にすごく合わせている」と同意した。トップダウン式に上から一方的に押し付けるのではなく、ユーモアを交えつつ選手を気遣っている2人だからこそ、選手は力を発揮しやすいのかもしれない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
Copyright © CoCoKARAnext All Rights Reserved.
「監督」をもっと詳しく
「監督」のニュース
-
町田・黒田剛監督の“正義発言”が波紋「筑波大への誹謗中傷問題どう思う?」6月16日9時52分
-
J1札幌 京都に完敗し“単独最下位”…開始20分で2失点 ペトロヴィッチ監督「怖がっているような試合の入りだった」6月16日7時20分
-
中日 今季ワースト3失策で交流戦負け越し決定 立浪監督「これだけミスが出たら当然」6月16日7時0分
-
「柴咲コウさんは相当な努力をされた」26年前に哀川翔が演じた役をフランス語で…黒沢清監督が語る“主人公を女性にした理由”6月16日7時0分
-
「TQBってのがありまして…」楽天に並んだソフトバンク、交流戦逆転Vへ小久保監督がマネジャーからレクチャー6月16日6時0分
-
「ドキドキした」「欲を出してしっかり勝つ」交流戦3連勝締めへ巨人・阿部監督が決意6月16日5時50分
-
【大学選手権】青学大・佐々木泰が決勝導く6打点…相手監督も「ボール球」内角攻めを驚弾6月16日5時35分
-
「皆さんもあおらないようにお願いします」最終戦に交流戦初Vをかける楽天・今江監督が報道陣にリクエスト6月16日5時30分
-
幕張の「ノールック投法」高野脩 待望初勝利「自信持って強気に投げた」吉井監督に通算100勝プレゼント6月16日5時30分
-
【阪神】岡田彰布監督「またゼロなったいうことやろ」 連敗で貯金0 2か月ぶりの4位転落6月16日5時0分