「選手をよく見ている」球界OBが指摘した岡田監督と中嶋監督の”違い”と”共通点”とは?

2023年10月15日(日)17時10分 ココカラネクスト

リーグ制覇に導いた中嶋監督(左)と岡田監督(右)。ともにチームや選手の状態を見抜く目に長けているという(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 今シーズンは阪神とオリックスがリーグ優勝を決めた。優勝するチームの特徴として、大活躍した選手の存在があるが、やはり監督の采配が冴えていたことも挙げられる。実際、岡田彰布監督は8番に木浪聖也を固定したり、中嶋聡監督は防御率2.06で6勝無敗をマークした東晃平を見い出したりなど、選手起用は非常に上手くいっていた。

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 慧眼でチームを導いた岡田監督と中嶋監督ではあるが、2人の共通点を指摘する野球解説者もいる。YouTubeチャンネル「スポーツナビ 野球チャンネル」で、現役時代に阪神とオリックスで活躍した能見篤史氏と、同じく両チームで活躍した糸井嘉男氏が出演し、両指揮官についてコメントした。

 まず能見氏は中嶋監督のもと選手兼任コーチとして在籍した時のことを振り返り、「やらかした選手はほったらかしじゃなくて、歩み寄って『なんや、あれ』みたいな冗談っぽく」と話す。ミスした選手をいじって和ませる姿をよく見たという。

 一方、「岡田さんはそういうのはあまりしない」と岡田監督は選手と積極的にコミュニケーションをとるタイプではないとしつつ、「2人とも共通しているのが選手をよく見ている」「だから変化にはすぐ気づく」と口にする。

 能見氏は「岡田さんは(選手の変化を)見て、投手コーチとか担当コーチに言って」「中嶋さんは結構声を掛けに行く」とアプローチの仕方は異なるものの選手の変化によく気が付く監督であると続ける。

 また、糸井氏は「中嶋さんもそうですけど、岡田さんも言葉の端々にユーモアがある。すごい面白い」と他の共通点を挙げ、能見氏は「今の時代の選手にすごく合わせている」と同意した。トップダウン式に上から一方的に押し付けるのではなく、ユーモアを交えつつ選手を気遣っている2人だからこそ、選手は力を発揮しやすいのかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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