元F1ドライバーのアーバイン、ルクレールを絶賛「集中してミスをせず、フェルスタッペンよりはるかに優秀」
元F1ドライバーのエディ・アーバインは、シャルル・ルクレール(フェラーリ)の大ファンであり、ルクレールはライバルのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)よりもはるかに優れていると考えている。
フェルスタッペンとルクレールは、グランプリレースの若い世代におけるリーダーだと見なされている。フェルスタッペンは先月22歳になったばかりだが、すでにF1で5シーズン目を迎えており、これまでのF1キャリアにおいて7度の優勝を飾っている。
一方ルクレールはF1で2年目を迎えて調子を上げている。第13戦ベルギーGPと第14戦イタリアGPでは2連勝を決め、ポールポジションも複数回獲得している。
アーバインの考えるところによると、ルクレールは本物の逸材であるだけでなく、ライバルであるフェルスタッペンよりも“はるかに優れている”という。
F1で4度の優勝経験をもつアーバインは、先週末イタリアのトレントで行われた『Il Festival dello Sport』に参加し、そこで「議論の余地はない。ルクレールははるかに優れている」と語った。
「彼は今年、ポールポジションを4回獲得している(実際は6回)。フェラーリには悪いが、彼はF1で最高のマシンに乗っているわけではないのに、だ。一方でフェルスタッペンはルクレールと比べてもう何年もF1にいるにもかかわらず、多くのばかげたミスを繰り返している」
「シャルルは深く集中しているようだし、ミスをしないドライバーだ。彼は2戦以上のレースで勝てるはずだ。だが彼には最高のマシンがない。そのことが多くを物語っている」
「そしてモンツァでのハミルトンとの競り合いはクレイジーだった。100%ルールに則ってはいないかもしれないが、見ものだった」
「彼は非常にクレバーだし、知的でとても優れている。私としてはフェルスタッペンよりはるかに優れていると思う。議論の必要はない」
また元ルノーF1のチーム代表であるフラビオ・ブリアトーレも、ルクレールの卓越した才能にまったく疑いを持っていない。彼は、フェラーリはルクレールに全力を注ぎ、チームメイトのセバスチャン・ベッテルをナンバー2ドライバーに降格させるべきだと主張している。
「ルクレールはベッテルより速いし、タイトルを勝ち獲る準備ができている」とブリアトーレはイタリアのラジオ『Rai Gr Parlamento』に語った。
「もし私がチーム代表だったら、彼をナンバー1ドライバーに選ぶだろう。彼は完璧ではないかもしれないが、それでもマシンを完走させている」
「誰もがチームとしてともに仕事をするが、それは建前だ。ドライバーズ選手権に向けてドライバーを選ばなければならない。そうでなければ勝つことはできない」
「ベッテルは優れたドライバーだから残留できるだろう。ただしセカンドドライバーとしてだ」
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