ドヴィツィオーゾ、MotoGP日本GP残り2周での転倒に「小さなミスを犯し、大きな代償を払った」
MotoGP日本GP決勝レースの残り2周で、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム)が転倒を喫したとき、ツインリンクもてぎではざわめきが起こった。ランキング2番手につけるドヴィツィオーゾが、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)よりも前でフィニッシュできないことが確定したからだ。それはこのレースのチェッカーを待たずに、マルケスが2018年シーズンのチャンピオンになったことを示していた。
ドヴィツィオーゾが転倒を喫したのは、23周目のヘアピンコーナーだった。ポールポジションからスタートしたドヴィツィオーゾは終盤、6番手からスタートしたマルケスとトップ争いを繰り広げる。
21周目にマルケスにトップを奪われたドヴィツィオーゾはその後もマルケスの背後にぴたりとつけ、テールtoノーズの戦いは、前戦タイGPや昨年の日本GPのようにラストラップまで続くのではないかと思われた。しかし意外にも、その戦いに終止符を打ったのはドヴィツィオーゾ自身だった。
ドヴィツィオーゾはヘアピンコーナーでフロントを失い、そのままグラベルに滑っていく。再びレースに加わったものの、18位でフィニッシュで日本GPを終えた。
「本当にがっかりだ。すべてをかけて、このレースでは勝ちたかったんだ」ドヴィツィオーゾはそうレースを振り返る。
「無理はしていなかったよ。ただ、コーナーをベストな形で立ち上がるために、トライしたんだ。マルケスを抜くためにね。でも、僕は小さなミスを犯してしまった。そして、それは大きな代償を払うことになった」
ドヴィツィオーゾは、「(ドゥカティのマシンの)加速面はとてもよかった。けれど、コーナー出口でマルクに接近できず、ブレーキングでオーバーテイクすることができなかったんだ」ともmogotp.gomのなかで語っている。
それでも、ドヴィツィオーゾは日本GPでの週末を前向きにとらえている。レース後にドヴィツィオーゾが見せた表情は、冷静さを失っていないものだった。
「この週末は、全体的にポジティブだったよ。僕はとても速かったし、競争力があるとわかったからね」
2年連続もてぎでマルケスとのバトルを演じ、日本のMotoGPファンを沸かせたものの、無念の転倒に終わったドヴィツィオーゾ。「僕はいいレースをしたけれど、マルケスに対してアドバンテージをつけることができなかった。マルケスを祝福したい。マルケスは今年のチャンピオンにふさわしいよ」と、マルケスのタイトル獲得を祝福した。
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