F1第19戦メキシコGP予選トップ10ドライバーコメント
2018年F1第19戦メキシコGP予選トップ10に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。
■アストンマーチン・レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド 予選=ポールポジション
見て分かるように、僕は今かなり幸せだ。まだ予選だということは分かっているけれど、それでも特別なことだし、自分のF1キャリアのなかではまだ3回目のポールなんだ。これまでの2回はモナコで獲って、今回は同じMで始まるメキシコだ。
最後の最後にラップをうまくまとめ上げることができた。すべてのプラクティスでマックス(・フェルスタッペン)がトップに立ち、メルセデスも強さを見せているなかでのポールだから、なおさらエキサイティングだよ。
誰も僕がポールを獲るとは予想していなかったと思うけれど、僕は自分のなかにまだスピードが隠れているということを知っていた。それを見つけ出すことができてよかった。
Q3最初のアタックラップには改善の余地があると分かっていた。2回目のラップも、セクター1は平均的だったが、セクター2でタイムを縮めていって、セクター3ではもう必死でプッシュした。
またトップに立つことができて最高だ。すっきりした気分だよ。今年は苦労しているけれど、レッドブルとの最後のシーズンをいい形で終えたいとずっと思っているんだ。だからこれまでの不運が終わって、明日、皆が望んでいる結果を出せたらいいね。
チームがフロントロウを独占するのは2013年以来のことなので、メンバー全員にとってすごい一日だといえる。簡単なレースにはならないのは分かっている。きっと面白くなるだろうけど、正しい理由での面白さになるといいな。
■アストンマーチン・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 予選=2番手
週末を通して一貫して最速だったにもかかわらず、肝心な時にそうではないなんて、本当にがっかりだ。予選前にはいい感触を持っていたのに、FP2で感じたのと似た問題が出て、コーナリング中、オフスロットル時にリヤがロックした。マシンを限界までプッシュできないような感じだった。予選で一番重要なQ3では、目いっぱいプッシュする必要があるのに、それができなかったんだ。
Q3序盤の時点でトップに立てたことには驚いたが、最終的にはポールを獲るのに十分ではなかった。
今日の問題は決勝での走りにはそれほど影響しないはずなので、(ダニエル・リカルドと)ふたりでいいレースができると思う。今日は悔しい結果になったとはいえ、日曜に向けて好調なのは確かだ。ポールを逃したことは残念だけどね。
レッドブルがフロントロウを独占したのは数年ぶりのことだから、チームにとって素晴らしい結果だよ。予選で1−2だなんて、これ以上の成果はない。
■メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ
ルイス・ハミルトン 予選=3番手
ファクトリーとサーキットにいるスタッフ全員に感謝の気持ちを伝えたい。皆が懸命に仕事にあたって、マシンを今日の状態までもってきてくれたんだ。
レッドブルはセクター2が本当に速かった。ルノーエンジンとレッドブルのハイダウンフォースパッケージが、この高地でうまく機能しているようだ。今日の彼らは敵なしだったと思っているので、ここまで近づくことができてうれしいよ。
金曜日の走行を見ると、僕らのレースペースは悪くなかった。それでもレッドブルの方が速そうに思えたけどね。僕らも昨日と比べるとかなりの改善を果たせているから、明日は彼らと戦えるといいな。できればスタートで順位を上げたい。
メキシコは素晴らしいところだし、グランプリの開催地としても最高だ。明日が楽しみだよ。やってやろうじゃないか!
■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 予選=4番手
Q3最初の走行にはかなり満足していたけれど、レッドブルを打ち負かすためには、あとコンマ数秒が必要だと分かっていた。そのため、最後のアタックでさらに攻めていったら、うまくいかなかった。1回目のアタックラップと大差なく、あまりスムーズではなく、何箇所かでタイムを少し失ってしまった。
僕らはダウンフォースをできる限り減らそうとした結果、セクター1では速かったけれど、それ以外でタイムを失っている。
何にしても明日は長いレースになる。戦略とタイヤのマネジメントが成功の鍵になるだろうね。
僕らは直線スピードが速いから、ターン1に向けて何かできるかもしれない。それに信頼性の面では僕らが一番優れている。
■メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ
バルテリ・ボッタス 予選=5番手
昨晩から今日にかけて、チーム全体が本当にいい仕事をした。昨日は好調とはいえなかったが、今日はマシンの感触がとてもよくなった。パフォーマンスをかなり取り戻すことができたんだ。
素晴らしい仕事をしてくれたメカニックの皆にも感謝の気持ちを伝えたい。1時間半にも満たない時間で、マシンをばらしてエンジンを載せ替えてくれて、その後マシンはしっかり機能していた。
マシンを修復して予選に臨むことができた。予選セッション自体は特に波乱なく過ごすことができたが、Q3で完璧なラップを走ることができなかった。前戦までの予選ランほどいい感触が得られなかったんだ。でも少なくとも金曜日よりは上位に近づけた。
今日の僕らはフロントロウには手が届かなかったが、フェラーリと近いタイムを出せた。
ここはスタートから長いストレートを走ることになるので、前のマシンにトウで引っ張ってもらうことができれば、フロントロウからのスタートでないことがアドバンテージになるかもしれない。明日のレースは楽しくなるはずだよ。
■スクーデリア・フェラーリ
キミ・ライコネン 予選=6番手
今日は、全体的なマシンの感触は昨日よりよかった。改善があったことは前向きな要素だよ。
予選では、ラップによってうまくいく箇所が違い、1周を完璧にまとめるのが難しかった。午前中の気温が低いコンディションでの方が楽だったね。
今回は簡単な予選ではなかったけれど、そういうこともある。明日は長く、難しいレースになるだろう。
トップ3チームは同じタイヤでスタートするので、どういう展開になるのか見守っていくよ。1コーナーまでに長いストレートがあるから、いいスタートを切り、トラブルに巻き込まれないようにしたい。ここの1コーナーはタイトで混乱が起こりがちだ。レースがどうなるか、状況を見ていく。タイヤマネジメントが重要になるだろう。
■ルノー・スポール・フォーミュラワン・チーム
ニコ・ヒュルケンベルグ 予選=7位
トップ10圏内で良いポジションをかけて戦うのは楽しいし、マシンから最大限の性能を引き出せたことにも満足している。激しい予選のなかでの自分のアタックについても、うれしく思っているよ。
マシンはこのメキシコのサーキット特性に対して良く機能しているようだから、天候によって決勝レースのコンディションが変わったとしても、心配はしていない。明日の決勝は大仕事が待っているよ。
■ルノー・スポール・フォーミュラワン・チーム
カルロス・サインツJr. 予選=8位
今日はチームにとって、とても良い予選になった。これまでのレースよりも良い位置につけることができたから、満足しているよ。個人的には、予選はもっと上手く走ることもできたと思っている。僕はマシンバランスや、ひどいオーバーステアと戦っていたからね。
マシンに乗っていて満足ではなかったけれど、それでもQ3まで進出できた。常にもっと上を望んでいるので、今回も2台でポイントを獲得し、チームに成功をもたらすために戦っていくよ。
■アルファロメオ・ザウバーF1チーム
シャルル・ルクレール 予選=9位
今日の予選には満足だよ。またしてもQ3に進出しての9番手だ。僕らのマシンパフォーマンスには強さがあるし、金曜日から順調に回復を遂げてきた。
僕らは予選を走ったハイパーソフトタイヤでスタートするので、ライバルたちを後ろに抑えておくのは難しいだろう。過去2戦(日本GP、アメリカGP)では不運だったが、最善を尽くしてポイントを獲得したい。
■アルファロメオ・ザウバーF1チーム
マーカス・エリクソン 予選=10位
金曜日は難しい1日を過ごしたけれど、ひと晩かけて懸命に仕事にあたり、予選に向けて改善を施した。今日の結果は、現場とファクトリー、両方のチームが素晴らしい努力を払ってきたことの証明だよ。
今日はいくらかの変更をしたことが報われたんだ。マシンの感触はかなり良くなっていて、FP3ですでにそれが見て取れた。良い仕事ぶりだったし、明日の僕らは良い結果を得るためのチャンスに恵まれるはずだ。2台がともにトップ10からスタートするんだからね。
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