レッドブル首脳陣「2019年、ホンダPUはフェラーリやメルセデスにさらに近づく」。フェルスタッペンとともにF1タイトルを狙えるとポジティブな観測
レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、マックス・フェルスタッペンは2018年に大きく成長したと称賛、ホンダのパワーユニット(PU/エンジン)にスイッチする2019年、F1チャンピオンの座をかけて戦うことができるとの確信を示した。
21歳のフェルスタッペンはメキシコGPで早くもキャリア5勝目を挙げた。2018年シーズン、序盤はミスが多く、その走りが批判の的になり、ミスから学ぶ力もないのではないかという指摘も受けた。しかしフェルスタッペンはシーズン後半は一貫性を見せ、天性の速さを結果につなげている。
「(メキシコでの)この週末、エンジンがライバルたちに近い性能があれば、我々のチームとドライバーのパッケージには、彼ら(メルセデスとフェラーリ)と戦えるだけの強さがあるということを証明した」とホーナーは語った。
「来年、ホンダがこの調子で進歩し続け、我々が常に優勝争いに加われるような状況をもたらしてくれることを期待している」
「(フェルスタッペンにとって)今年序盤は難しい時期だった。だが、モントリオール以降、素晴らしいレースを何度も見せている。彼に欠けていたのは経験だけで、それが備わってきたのだと思う」
「ドライバーは誰でもミスをする。でもそこから学習するのだ」
2019年にレッドブルはパワーユニットをルノーからホンダに変更する。F1技術規則において空力的な変更がなされることもあり、レッドブルにとってはチャンスの年であり、フェルスタッペンは常にトップで戦えようになるだろうと、レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコは考えている。
「新しいウイングについてすでにデータを得ているが、それを見ると心強い」とマルコはAuto Motor und Sportに対して語った。
「ホンダはフェラーリやメルセデスまであと10kW(約13.6馬力)のところまでいくと、我々は予想している。これぐらいの差であれば、シャシーのよさで補うことが可能だ」
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