毒舌パドック裏話 F1アメリカ&メキシコGP編:サンパウロの観客は入ってますか?
アメリカとメキシコの両グランプリを終えて、間違いなく言えることがひとつある。サンパウロのパドックは人の数が激減して、寂しいものになるだろうということだ。
オースティンでメルセデスがコンストラクターズタイトルを、メキシコシティでルイス・ハミルトンがドライバーズ選手権の王座を確定したばかりとあって、プレスやマーケティング担当者の中には、わざわざブラジルまでは行かない人も多いはずだ。また、治安の悪いサンパウロには、チームもVIPゲストを招きたがらない。
これはバーニー・エクレストン(この名前を憶えておられるだろうか?)にとって、残念なことに違いない。噂によると、F1の小さなビッグボスだった彼は、いまやインテルラゴスのオーナーであり、事実上のレースプロモーターでもあるからだ。
バーニーには、サマーブレーク前からしばらく会っていない。だが、彼がサンパウロを訪れるのは確実と言ってもいい。彼はブラジルにコーヒー農場を所有しているし、現在の妻もブラジル人だ。
エクレストンがインテルラゴスへ来る主な目的は、やはりリバティ・メディアへの嫌がらせだろう。実際、彼は私たちがメキシコにいるうちから、その『仕事』に着手していた。イタリアの新聞のインタビューに応じたバーニーは、メルセデスがレッドブルの追撃を食い止めようと、フェラーリにエンジン技術の支援をしたと語って、大いに物議をかもしたのだ!
私たちは、いつもオースティンを訪れるのを楽しみにしているが、今年は市民の人々に対して、心から同情の念を抱かずにはいられなかった。「Keep Austin Weird(ヘンな街でいよう=創造性を大切に)」のスローガンで知られるこの街は、8月に大型ハリケーン『ハービー』に直撃されて甚大な被害を被ったテキサス州の州都である。
その上、現地を訪問したドナルド・トランプ大統領は、被災者との面会もせずにそそくさと帰ってしまったというのだから、ひどい話ではないか。
続きはF1速報公式サイトで掲載中
■アメリカGPの特別ゲストたち
アメリカGPはF1の主となったリバティの人々のホームレースであり、これを特別なイベントにするために、彼らが何か思い切ったことをしようと考えたのは理解できる……
■今年の無線グチり大賞は?
「2017年無線でグチり大賞」みたいなものがあったとしたら、ぶっちぎりのウィナーはロマン・グロージャンだろう。ただ、少なくとも彼には……
■メキシコのお祭り騒ぎは想像以上
オースティンの観客が、レースを大いにエンジョイしていたのは確かだ。しかし、陽気なメキシコ人たちの騒ぎっぷりは、それとは比較にならず、もはや全く収拾がつかないレベルに達していた……
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