果たして勝算は?「争奪戦に加わる用意がある」ブルージェイズが大谷翔平の獲得に動くと地元メディアが予想
大谷は西海岸でのプレーを望んでいるとされるが…(C)Getty Images
エンゼルスからのクオリファイング・オファーを拒否したことが報じられた大谷翔平。これにより、さらに他球団への移籍の可能性が高まるなど、その去就に視線が注がれている。
ワールドシリーズを制したレンジャーズや、11年連続でプレーオフ進出を果たしているドジャースなどの強豪球団が新天地の有力候補として挙がっており、さらに来季での上位浮上を見据えるメッツやレッドソックスなども獲得を目指すと伝えられてきた。多くの球団による、二刀流スターを迎え入れるための「争奪戦」がいよいよ幕を開ける。
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その中で、カナダ紙『Toronto Sun』が現地時間11月15日(日本時間16日)、公式サイト上において「ショータイムがトロントに来る?ブルージェイズがオオタニに興味を示している」と銘打ったトピックを配信した。大谷のブルージェイズ入りについての可能性を論じる内容となっている。
これまで、ドジャースやメッツなどとは異なり、大谷のFA動向を巡る報道においてブルージェイズの名前が挙がる機会は多くはなかった。トピック内でも同メディアは「求婚者のセカンドグループ」と地元球団を位置付けている。それでも、「エンゼルスのクオリファイング・オファーを辞退した今、入札は本格的に始まるだろう。そして、何らかの形で、とにかく、ジェイズは争奪戦に加わる用意があるようだ」として、ブルージェイズが大谷獲得に向かうことを明かしている。
また、「オオタニが他の場所で大金を手にする可能性は依然として高いが、3年前には外野手のジョージ・スプリンガーの移籍先がトロントになるとはほとんど考えていなかったということを思い出してほしい」と綴っており、過去の大物獲得の実績を強調。
さらに、米国内で報じられた「オオタニは地理よりも、自分を獲得するチームの質を優先する」という『MLBネットワーク』のジョン・モロシ氏の見解に触れながら「このことは、彼がカリフォルニアに留まりたいという考えが誤りであることを証明する」と読み解いている。
もちろん、ブルージェイズのチーム力の高さにも言及しており、「過去2シーズンプレーオフに出場し、しっかりとした核を備えたチームとして、ジェイズは質の面で適しているだろう」と主張。ポストシーズンでの戦いを求める、大谷の『願望』を叶えるに相応しい球団であると記している。
その一方で同メディアは、巨額となることが見込まれる獲得に伴う費用や、「カナダが彼の世界的ブランドにとって価値のある次のフロンティアであると納得させるのに十分だろうか?」などの懸念点も挙げている。
昨季に続き、今季もワイルドカードシリーズまで進出したブルージェイズ。大谷加入となれば、さらなるステージへ登り詰める可能性も高まるはずだ。地元メディアの予想の通り、獲得へと踏み切ることとなるのか、注目が集まる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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