井上尚弥に米記者が“異例の感謝” タイソンらと並べて絶賛「リングに上がるたびに新たな1ページが刻まれる」
これまでも数多の猛者を打ち破り、強さを誇示してきた井上。その図抜けたポテンシャルに米記者が感謝を寄せた。(C)Getty Images
いざ、師走の大一番へ。井上尚弥(大橋)への期待は“ボクシングの本場”でも高まりを見せている。
WBC・WBO世界スーパーバンタム級王者の井上は、来る12月26日に東京・有明アリーナで行われるWBA・IBF同級王者マーロン・タパレス(フィリピン)との4団体統一戦に挑む。ここで勝利すれば、今年7月にエロール・スペンスJr.(米国)との対決を制したテレンス・クロフォード(米国)以来、史上2人目となる2階級での4団体統一王者となる。
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文字通りの歴史的な一戦だ。そんなメガマッチを控える井上には熱視線が向けられている。ニューヨークに拠点を構える米メディア『NY Fights』のエド・オデベン記者は、感謝祭(現地11月23日)に合わせて「サンクスギビングは、ボクシング界に多大なる感謝を届けよう」と銘打った特集記事を掲載した。
数多の名手たちの名が挙がった。オデベン記者はシュガーレイ・ロビンソンやモハメド・アリ、ジョージ・フォアマン、マイク・タイソン(いずれも米国)、マニー・パッキャオ(フィリピン)らを列挙して賞賛した。そして、記事内で当代屈指の破壊力を誇る井上にも“感謝”を記している。
「2020年代のボクシング界はどうなっていくか。何よりもまず、ここ数年でボクシング界のスーパースターとなったナオヤ・イノウエだろう。私は、彼の試合を、さいたまスーパーアリーナ、両国国技館、有明アリーナの首都圏3会場で4回も見られる機会があったことに感謝したい。
彼が作り出す歴史の一端を生で見られるのは、とても貴重だ。そして、イノウエがリングに上がるたびに、ボクシング史にまた新たな重要な1ページが刻まれるのは間違いない。私が彼の輝かしい功績の一部を広めるのに、少しでも貢献できたことを光栄に思う」
アリやタイソンといったヘビー級のトップファイターたちとともに紹介された井上。日本人としては、米メディアで異例の“感謝”もされたところにも、「怪物」と評される彼の凄みが表れていると言えよう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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