M.マルケス、単独アタックで好タイム連発「RC213Vで自分の能力を最大限に発揮することに集中した」/第20戦バレンシアGP初日
11月24日、2023年MotoGP第20戦バレンシアGP MotoGPクラス初日のフリー走行1回目、プラクティスがリカルド・トルモ・サーキットで行われ、レプソル・ホンダ・チームのマルク・マルケスはプラクティスで7番手を獲得してダイレクトQ2進出を果たした。また、ジョアン・ミルはFP1での転倒があり、プラクティスでは走行をキャンセルしていた。
日本勢の中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は16位、今大会で復帰を果たしたアレックス・リンス(LCRホンダ・カストロール)は19位となった。
マルケスは、11年間所属していたレプソル・ホンダチームから、今大会を持って離脱するため、ホンダとしては最後のレースとなる。そのため『感謝』という文字が頭頂部に大きく記され、今までで最も思い出に残る6つの瞬間が描かれているスペシャルヘルメットを使用している。
FP1では、マルケスは序盤から上位に食い込む走りを見せた。トップ6のみが1分30秒台に突入させるなかで5番手につけると、中盤頃には単独でのアタックで1分30秒564を叩き出して首位に立つ。その後、他のライダーたちのタイムアップにより順位をいくつか下げてしまったが、7番手となった。また、ミルはFP1の序盤から積極的にアタックを試みていたが、開始10分ほどで8コーナーにて転倒を喫してしまい、その後は走行を行っていない。その後、病院でさらなる検査を受けたようだが、幸いにも大きな怪我はなかったとのこと。
午後のプラクティスでもマルケスは、早々から上位に食い込んでいく。4番手につけていたマルケスは、開始から20分ほどにアタックを再開して1分30秒131をマークしてトップに立つが、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(グレシーニ・レーシングMotoGP)によるタイムアップでトップを阻まれる。しかし、その後も連続でタイムを縮め、最終的には1分29秒459まで自己ベストを更新。トップから0.317秒差の7番手で終え、ダイレクトQ2進出を決めた。
中上は午前のFP1ではフロントにソフトタイヤ、リヤにミディアムタイヤを履いて1セットのみで終始アタック。序盤から順調にタイムを更新して1分31秒443をマークして13番手につけていたが、残り5分ほどで再びアタックを再開すると、8コーナーで転倒を喫してしまい、そのまま18番手で終えている。午後のプラクティスでは、開始早々から一気に1分30秒726で5番手に食い込む姿も見受けられ、中盤頃まではトップ10圏内を維持。しかし、終盤に進むにつれてポジションを下げてしまい、最終的には1分30秒002まで自己ベストを縮めるも16番手となった。
第6戦イタリアGPでの怪我が長引き、第18戦マレーシアGPと第19戦カタールGPを欠場していたリンスは、序盤から1分31秒台に突入させるアグレッシブな走りを披露。FP1は16番手となったが、午後のプラクティスでは開始早々からトップ10圏内につける走りを見せた。序盤に1コーナーで転倒を喫してしまったが、その後もアタックを再開して終盤に1分30秒464をマークして18番手で初日を終えている。
■マルク・マルケス(プラクティス:7番手)
「今日はマシンのフィーリングがよかったから、思っていた以上にリスクのある走りでアタックできた。午前中のフリー走行で自分の可能性を確信し、もっとリスクのある走りにしてもいいのではないかと少し考え方を変えてみたんだ」
「今日はレプソル・ホンダチームのRC213Vで自分の能力を最大限に発揮することに集中し、今シーズンはなかなかできなかった単独でのタイムアタックも試みたんだ。明日も同じプランで走行を続け、予選を終えたときにどんな可能性があるか見てみたいね」
■中上貴晶(プラクティス:16番手)
「全面改修が施された路面はグリップもよく、ギャップもなく好印象でした。一方で、新しい路面のためレコードラインを外れると滑りやく注意が必要です。しかし、午前中の転倒の原因はデータを調べても分かりませんでした」
「おそらく、フロントにソフトタイヤを装着したのですが、『ちょっと柔らかいかな』と感じるなかでプッシュしすぎたせいかも知れません。午後はワンランクハードなタイヤに替えてよくなりました。明日はQ2進出を目指し、頑張りたいです」
■アレックス・リンス(プラクティス:19番手)
「オーストラリアGPのときよりフィーリングはよく、この点に関してはポジティブだった。まだ右足に少し痛みを感じているけれど、今日はしっかり仕事をこなし一日を終えることができたよ。明日はさらにタイムが上がると思うけれど、フリー走行、予選、スプリントとしっかり走りたいと思っているよ」
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