「アルボンのクラッシュは非常に残念」と代表。モノコックとエンジンは無事か:レッドブル・ホンダ【F1第15戦金曜】
2020年F1バーレーンGPの金曜、レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンはフリー走行1=7番手/2=10番手だった。
アルボンはFP1では34周を走り1分30秒302で7番手。FP2ではセッション中盤に最終コーナーでコースオフした後、体勢を崩してアウト側のウォールにヒットした。これによりセッションは赤旗中断となったが、幸いアルボンにけがはなかった。マシンは大きなダメージを負い、アルボンは17周で走行を切り上げることになり、自己ベストタイムはミディアムタイヤでの1分30秒014だった。
このアクシデントについてチーム代表クリスチャン・ホーナーは「残念だ。だが、ありがたいことにアレックスは無事だった。それが一番大事なことだ」とformula1.comに対してコメントしている。
「外側には大きなダメージがあるが、モノコックとエンジンは問題なさそうだ。ギヤボックスはレース用ではなかった。とはいえ、チームメンバーたちは今夜忙しくなるだろう」
「(このクラッシュで失う費用を聞かれ)金銭に換算するのは難しいが、多額の費用はかかる。マシンがバリアに突っ込み、四隅のうち三隅が壊れ、リアウイング、フロントウイング、ノーズボックスがダメージを受けたのだ」
「彼は気持ちを切り替えなければならない。イスタンブールでも今週末(のアクシデントまで)もマシンの感触はどんどん良くなっていたし、彼のフィードバックはマックス(・フェルスタッペン)のものと常に一致していた。だからこそ、こういうアクシデントが起きてしまって非常に残念だ」
■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
アレクサンダー・アルボン フリー走行1=7番手/2=10番手
FP1で走り始めた時点からマシンの感触はとてもよかった。FP2ではいくつかのことを試したのだが、それはあまりうまくいかなかったね。
アクシデントについてだが、路面のグリップがなくて驚いた。悪い角度でヒットしてしまった。僕自身は元気だし、こういうことは時にはあるものだ。ただ、ガレージの皆には申し訳なく思っている。
今年はずっとリヤタイヤで苦しんできたが、奇妙なことにここではフロントが問題になりそうだ。これについて分析して、タイヤを長く持たせる方法を探る必要がある。
今日はプロトタイプタイヤを試した。いくつかのコンパウンドで走ったなかで、プロトタイプにはあまりグリップがなかった。このタイヤが改善されることを願いつつ、どのように進化するのかを見ていきたい。
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