小笠原、柳が続けて保留…”印象的”だった過去の中日の契約交渉
アップ提示を保留した小笠原。金額に納得がいかなかったようだ(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
中日の柳裕也は11月27日に契約交渉に臨み、今季の1億800万円からの増額と見られる提示を受けたものの保留した。23日にもアップ提示を受けた小笠原慎之介が保留している。
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柳は今シリーズ、防御率2.44と好成績をマークしたが、4勝11敗と大きく負け越し。8月13日の広島戦では9回無安打無失点のまま降板する“ノーヒットノーラン未遂”を達成するなど、とにかく打線の援護に恵まれない1年だった。
小笠原も防御率3.59と安定感を見せたが7勝12敗と、柳同様に打線次第では二桁勝利も狙える投球内容が続いた。シーズンを通して“好投しても勝てない”という厳しさがあったのは確かだろう。
中日の契約交渉について振り返ると、近年でも話題は少なくない。2020年オフ、契約交渉で保留した福谷浩司からチームの方向性を尋ねられ、加藤宏幸球団代表が方針を明文化する旨を伝えたという。当時はこうした事態に中日ファンがざわついた。
また、2019年に44試合に登板して防御率3.11と結果を残した祖父江大輔も、ダウン提示を受けたとして保留を選択。この報道に対して当時カブスに在籍していたダルビッシュ有はTwitter(現X)で「昨年の現状維持もやばいけど、今年のダウンもかなりやばい。推定やから細かくはわからんけど6年263試合で防御率3・08で2900万て。。評価基準を知りたい。」(原文まま)と投稿した。
さらに、ダルビッシュの反応に対して加藤代表が反論を見せるなど、祖父江本人も予想だにしていない“場外乱闘”が勃発。結果的に祖父江は2回目の契約交渉でサインをして事態は収束した。
今回の保留の背景には、選手側が求めた下交渉がなかったことによる行き違いもある模様だが、柳や小笠原の契約交渉はどういった形で進んでいくのかー。注意深く見守りたい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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