三笘薫復帰のブライトン、ELグループ突破決定! AEKアテネに苦戦も…J・ペドロのPKで勝利
サッカーキング2023年12月1日(金)4時40分
公式戦2試合ぶりの出場となった三笘薫(右) [写真]=Getty Images
ヨーロッパリーグ(EL)・グループB第5節が11月30日に行われ、ブライトン(イングランド)とAEKアテネ(ギリシャ)が対戦した。
今季が欧州のコンペティション初参戦となるブライトンは、開幕節のAEKアテネ戦を2-3で落とし、第2節でもマルセイユ(フランス)との一戦を2-2のドローで終えた。それでも、第3節からアヤックス(オランダ)との連戦で2連勝を飾り、現在は2位に浮上。今節を勝利で終えれば、2位以上が確定する。一方のAEKアテネはここまで1勝1分2敗。この試合を落とせばグループ敗退が決まってしまうため、ホームでブライトン相手に2連勝を飾りたいところだ。
現在ブライトンでは負傷者が続出しているものの、ケガの影響で11月25日に開催されたプレミアリーグ第13節ノッティンガム・フォレスト戦(○3-2)を欠場していた三笘薫は早くもスターティングメンバーに復帰した。ペルビス・エストゥピニャン、アンス・ファティ、ソリー・マーチらは負傷の影響でメンバー外となったが、パスカル・グロス、ジョアン・ペドロ、エヴァン・ファーガソンらは先発に名を連ねた。対するAEKアテネはダミアン・シマンスキやノルディン・アムラバトらがスタメンに入っている。
試合は立ち上がりの2分、ブライトンは左サイドからチャンスを構築。敵陣の大外でボールを受けた三笘がスルーパスを送ると、エヴァン・ファーガソンがこのボールに反応。ペナルティエリア左へ侵入し、右足を振ったが、シュートはGKに弾き出された。
その後はAEKアテネが主導権を握り、ゴールを脅かす時間が続いていく。44分には敵陣でシマンスキがボールを奪うと、左サイドでパスを受けたミヤト・ガチノヴィッチがドリブルで前進。中央へパスを差し込むと、待っていたシュテフェン・ツバーが寄せてきた相手をかわし、ペナルティエリア左から強引に左足で狙う。ここはニアポストに嫌われた。前半はこのままスコアレスで終了している。
後半に入っても最初のチャンスはAEKアテネが作り出したが、右サイドの折り返しからガチノヴィッチが右足で放ったシュートはGKバルト・フェルブルッヘンに阻まれる。すると無失点で耐え続けたブライトンに絶好機が到来。53分、敵陣中央左寄りのスペースでボールを受けたJ・ペドロがドリブルをスタート。寄せてきた相手をかわしてペナルティエリア左に侵入すると、シマンスキに後ろから倒され、ブライトンにPKが与えられた。キッカーを務めるのは、今大会だけでも既に3つのPKを成功させているJ・ペドロ。GKの逆を突く一撃をゴール右下に流し込み、劣勢を強いられていたブライトンが先手を取った。
試合を優勢に進めながらも先制を許したAEKアテネだったが、65分には追い討ちをかける出来事が発生。敵陣左サイドでロングボールを受けたガチノヴィッチが、コントロールが長くなったところで強引にボールに触りに行き、足裏でジョエル・フェルトマンを倒してしまう。このプレーに2枚目のイエローカードが提示され、ガチノヴィッチは退場処分に。AEKアテネは1人少ない状況の中で1点を追い掛けることとなった。
その後は1人少ないながらもAEKアテネが怒涛の攻撃に出たが、ブライトンもなんとか無失点で凌ぎ切り、試合はこのままタイムアップ。ブライトンは敵地で満足のいくパフォーマンスこそ見せられなかったかもしれないが、J・ペドロのPKでしっかりと勝ち点「3」を積み上げ、グループBを2位以内で終えることを確定させた。復帰戦の三笘は69分までプレーし、マフムド・ダフードとの交代でピッチを後にしている。一方、AEKアテネは無念のグループ敗退が決まった。
ELではグループを首位通過したチームがラウンド16へストレートイン、2位通過のチームはチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージを3位で終えたチームと決勝トーナメントプレーオフを戦うフォーマットとなっている。ブライトンは最終節を白星で飾れば、無条件で首位通過を決められる。
次節のELは12月14日に開催。ブライトンはホームでマルセイユと、AEKアテネは敵地でアヤックスと、それぞれ対戦する。
【スコア】
AEKアテネ 0-1 ブライトン
【得点者】
0-1 55分 ジョアン・ペドロ(PK/ブライトン)
今季が欧州のコンペティション初参戦となるブライトンは、開幕節のAEKアテネ戦を2-3で落とし、第2節でもマルセイユ(フランス)との一戦を2-2のドローで終えた。それでも、第3節からアヤックス(オランダ)との連戦で2連勝を飾り、現在は2位に浮上。今節を勝利で終えれば、2位以上が確定する。一方のAEKアテネはここまで1勝1分2敗。この試合を落とせばグループ敗退が決まってしまうため、ホームでブライトン相手に2連勝を飾りたいところだ。
現在ブライトンでは負傷者が続出しているものの、ケガの影響で11月25日に開催されたプレミアリーグ第13節ノッティンガム・フォレスト戦(○3-2)を欠場していた三笘薫は早くもスターティングメンバーに復帰した。ペルビス・エストゥピニャン、アンス・ファティ、ソリー・マーチらは負傷の影響でメンバー外となったが、パスカル・グロス、ジョアン・ペドロ、エヴァン・ファーガソンらは先発に名を連ねた。対するAEKアテネはダミアン・シマンスキやノルディン・アムラバトらがスタメンに入っている。
試合は立ち上がりの2分、ブライトンは左サイドからチャンスを構築。敵陣の大外でボールを受けた三笘がスルーパスを送ると、エヴァン・ファーガソンがこのボールに反応。ペナルティエリア左へ侵入し、右足を振ったが、シュートはGKに弾き出された。
その後はAEKアテネが主導権を握り、ゴールを脅かす時間が続いていく。44分には敵陣でシマンスキがボールを奪うと、左サイドでパスを受けたミヤト・ガチノヴィッチがドリブルで前進。中央へパスを差し込むと、待っていたシュテフェン・ツバーが寄せてきた相手をかわし、ペナルティエリア左から強引に左足で狙う。ここはニアポストに嫌われた。前半はこのままスコアレスで終了している。
後半に入っても最初のチャンスはAEKアテネが作り出したが、右サイドの折り返しからガチノヴィッチが右足で放ったシュートはGKバルト・フェルブルッヘンに阻まれる。すると無失点で耐え続けたブライトンに絶好機が到来。53分、敵陣中央左寄りのスペースでボールを受けたJ・ペドロがドリブルをスタート。寄せてきた相手をかわしてペナルティエリア左に侵入すると、シマンスキに後ろから倒され、ブライトンにPKが与えられた。キッカーを務めるのは、今大会だけでも既に3つのPKを成功させているJ・ペドロ。GKの逆を突く一撃をゴール右下に流し込み、劣勢を強いられていたブライトンが先手を取った。
試合を優勢に進めながらも先制を許したAEKアテネだったが、65分には追い討ちをかける出来事が発生。敵陣左サイドでロングボールを受けたガチノヴィッチが、コントロールが長くなったところで強引にボールに触りに行き、足裏でジョエル・フェルトマンを倒してしまう。このプレーに2枚目のイエローカードが提示され、ガチノヴィッチは退場処分に。AEKアテネは1人少ない状況の中で1点を追い掛けることとなった。
その後は1人少ないながらもAEKアテネが怒涛の攻撃に出たが、ブライトンもなんとか無失点で凌ぎ切り、試合はこのままタイムアップ。ブライトンは敵地で満足のいくパフォーマンスこそ見せられなかったかもしれないが、J・ペドロのPKでしっかりと勝ち点「3」を積み上げ、グループBを2位以内で終えることを確定させた。復帰戦の三笘は69分までプレーし、マフムド・ダフードとの交代でピッチを後にしている。一方、AEKアテネは無念のグループ敗退が決まった。
ELではグループを首位通過したチームがラウンド16へストレートイン、2位通過のチームはチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージを3位で終えたチームと決勝トーナメントプレーオフを戦うフォーマットとなっている。ブライトンは最終節を白星で飾れば、無条件で首位通過を決められる。
次節のELは12月14日に開催。ブライトンはホームでマルセイユと、AEKアテネは敵地でアヤックスと、それぞれ対戦する。
【スコア】
AEKアテネ 0-1 ブライトン
【得点者】
0-1 55分 ジョアン・ペドロ(PK/ブライトン)
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