優勝し選手権3位復帰の角田裕毅「カーリンに心から感謝したい」【FIA-F2第12戦バーレーン レース1 順位結果】

AUTOSPORT web2020年12月6日(日)3時19分

 12月5日(土)、2020年FIA-F2第12戦バーレーンのフィーチャーレース(決勝レース1)がバーレーン・インターナショナル・サーキットの高速レイアウトで開催され、日本の角田裕毅(カーリン)がポール・トゥ・ウィンで優勝し今季3勝目。佐藤万璃音(トライデント)は17位だった。2位には周冠宇(ユニ・ヴィルトゥオーシ)、ニキータ・マゼピン(ハイテックGP)が3位でフィニッシュするも2度、他車をコース外に追い出したとしてレース後に10秒加算ペナルティを受け9位に後退、代わってフェリペ・ドルゴヴィッチ(MPモータースポーツ)が表彰台を獲得している。


 今季3度目のトップチェッカーを受けた角田はレース後のインタビューで「すごくすごく嬉しいです。最後はトップでチェッカーを受けれられました。カーリンに心から感謝したい、素晴らしい仕事をしてくれました。特にエンジニアのマットとコミュニケーションを密に行えてすごく良かったです。1年間サポートしてくれた(チームオーナーの)トレバー・カーリンにも感謝しています」とコメント。


「明日のレースも優勝できるよう全力を尽くします。ですがレースはいつも同じとはいきません、例えば気温も異なりますし。何が起きるかわかりませんが、今日のように最初から最後までプッシュし続け、チャンピオンシップに挑みます」


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 角田はランキングポイントが186点で選手権3位に。選手権首位のミック・シューマッハー(プレマ・レーシング)が10点を加算し215点となったためシリーズ王者の可能性はなくなったが、選手権2位のカラム・アイロット(ユニ・ヴィルトゥオーシ/201点)とは15点差。ゆえにシリーズ2位の可能性を残してスプリントレース(決勝レース2)へ挑むこととなった。


 そしてレース前にシリーズ5位の可能性を残していたクリスチャン・ルンガー(ARTグランプリ)、ルイ・デレトラズ(チャロウズ・レーシング・システム)、周冠宇(ユニ・ヴィルトゥオーシ)、さらにマゼピンと18点以上の差がついたことから、角田のシーズン4位以上が確定。F1参戦に必要なスーパーライセンスポイントを獲得するため、シーズン開幕前にヘルムート・マルコ博士(レッドブルモータースポーツコンサルタント)と交わした”シーズン4位以上”という約束を果たすことになる。


 ポイントランキングを整理すると、首位に215点のシューマッハー、2番手に201点のアイロット、3番手に186点の角田、4番手に171点のロバート・シュワルツマン(プレマ・レーシング)、5番手に164点のマゼピン、6番手に149点のクリスチャン・ルンガー(ARTグランプリ)となっている。


 スプリントレース(決勝レース2)は日本時間12月6日(日)の21時20分にスタートする。

2020年FIA-F2第12戦バーレーン フィーチャーレース(決勝レース1)優勝の角田裕毅(カーリン)


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編集部計:2020年FIA-F2ポイントランキング上位6台 得点推移

■FIA-F2第12戦バーレーン フィーチャーレース(決勝レース1) リザルト





































































































































































Pos.No.DriverTeamTime/Gap
17角田裕毅カーリン48Laps
23周冠宇ユニ・ヴィルトゥオーシ5.613
315F.ドルゴヴィッチMPモータースポーツ6.655
421R.シュワルツマンプレマ・レーシング7.438
54C.アイロットユニ・ヴィルトゥオーシ8.143
620M.シューマッハープレマ・レーシング10.339
78J.ダルバラカーリン11.818
82D.ティクトゥムダムス14.640
924N.マゼピンハイテックGP16.280
1012P.ピケチャロウズ・レーシング・システム17.511
115M.アームストロングARTグランプリ17.789
1211L.デレトラズチャロウズ・レーシング・システム19.374
1316A.マルケロフBWT HWAレースラボ31.999
149R.ボシュングカンポス・レーシング34.388
1514G.アレジMPモータースポーツ35.082
1625L.ギオットハイテックGP38.113
1723佐藤万璃音トライデント39.059
1817T.プルシェーBWT HWAレースラボ41.719
191S.ゲラエルダムス45.847
2022R.ニッサニートライデント50.305
216C.ルンガーARTグランプリ59.292
2210G.サマイアカンポス・レーシング1Lap

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