F1第21戦サウジアラビアGP決勝トップ10ドライバーコメント(2)
2021年F1第20戦カタールGPの決勝レースで優勝〜5位のドライバーが日曜日を振り返った。優勝〜5位のドライバーはルイス・ハミルトン(メルセデス)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、バルテリ・ボッタス(メルセデス)、エステバン・オコン(アルピーヌ)、ダニエル・リカルド(マクラーレン)だ。
■マクラーレンF1チーム
ダニエル・リカルド 決勝=5位
これまでで一番長いレースのように感じた。レーススタートが遅い時間だったからすでに長い一日という感じだったし、その後のリスタートのせいでさらに長くなった。
スタートは良かった。常にポジションを上げ続け、長い間、4番手を走った。最初にハードタイヤを履いたから、(赤旗後の)リスタートではそれを使うことができず、ミディアムに変えるはめになった。ハードの方が本当は適していたと思うんだけどね。
それでエステバン(オコン)に追いつくことができなかった。後ろから来たバルテリ(ボッタス)をできるだけ長く抑えようと頑張ったよ。かなり長く抑えることができたので驚いた。でも一旦彼のタイヤの状態が良くなると、後ろに留めておくのはかなり難しかった。ある周で、防御して抜かれて、また抜き返し、結局抜かれてしまった。最後の方ではタイヤに少々苦戦したが、トップ5に入ることができたのはうれしいよ。確かに昨日の埋め合わせになったからね。
■アルピーヌF1チーム
エステバン・オコン 決勝=4位
全力を尽くしたよ。僕の中の“競争者”は、あれほどのわずかな差でポディウムを逃したことに落胆している。でも、僕はこのチーム全体を心から誇りに思っている。今日、僕らはすばらしいことを成し遂げた。4位に入賞して、何よりも重要な選手権争いで12点を追加したんだ。レース中に行ったいくつかの判断が、すべて正しかった。コース上でできることはすべてやり、適切なタイミングで戦略的な判断をした結果として、可能な限りにおいて最善の順位と大量得点を手にした。
ポールポジションからスタートするのも、すごく楽しかったよ。GP3時代の2015年以来のことでね。だが、僕のレースは、ルイス(ハミルトン)やマックス(フェルスタッペン)とトップを争うことではないのは分かっていた。まあ、そうは言っても、優勝争いに加わるチャンスはあったわけで、胸を張って大いに誇りに思いながらここを離れることができる。アブダビでは、いい感じでシーズンを締めくくり、またチャンスが訪れればそれを生かせるようにしたい。
■メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
バルテリ・ボッタス 決勝=3位
楽な一日ではなかった。赤旗やインシデントなど、たくさんの障害に直面したんだ。本当に厄介だった。
とにかくプッシュし続けた。オーバーテイクするのは大変だったけど、最後のストレートで3位に上がることができた。そんな風に表彰台をつかむことができるなんて最高の気分だったよ。
エステバンは素晴らしい走りをしていて、抜くのが容易ではなかった。でもなんとか粘ってエキサイティングなフィニッシュを成し遂げることができた。
今日、チームが大量にポイントを稼ぐことができてよかった。ルイス(・ハミルトン)とマックス(・フェルスタッペン)が同点だなんてすごいことだね。アブダビの週末は素晴らしいものになるだろう。
■レッドブル・レーシング・ホンダ
マックス・フェルスタッペン 決勝=2位
今日はたくさんのアクションがあり、さまざまなことが起こった。ポジションを返すように指示を受けたから、レーシングラインを外れて減速したのだが、ルイスは後ろにとどまっていた。彼がなぜ前に行かなかったのか、理解できない。
5秒ペナルティには納得できない。でも今となっては仕方がないので、前に進むしかない。
今日のレースではペースが完璧ではなかった。アブダビに向けて、取り組んでいく必要がある。
同点で最終戦に臨むことになる。エキサイティングなシーズンの締めくくりになるだろう。
(レース後のインタビューで語り)5秒ペナルティを受けたと聞いて、もう戦う価値がなくなった。5秒のギャップを築くことはできなかったからだ。5秒ペナルティは正しいとは思わないけど、これについてはあまり話したくない。
(ドライバー・オブ・ザ・デーに選ばれたと聞いて)今日起こったことは信じられない。でも幸い、ファンの人たちはレースについて明確に理解している。僕はレースをしようとしているだけだ。でも今のF1はレースよりペナルティの要素の方が多い。僕にとってはこれはF1ではない。でもファンが喜んでくれたのはよかった。
今日は全力を尽くした。でも十分な速さがなかった。それでも2位になれてよかったよ。
■メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 決勝=優勝
長年レースをしているが、今日のレースは信じられないほどきつかった。できる限り思慮深く、できる限りタフに行動しようと努めた。長年のレース経験を使って、マシンをコース上にとどめ、クリーンな状況を保つため、分別を持ってレースをしようとした。
難しいことだったが、チーム一丸となって耐え抜いた。シーズン後半、さまざまな出来事が僕たちに襲い掛かった。このチームのメンバー全員をただただ誇りに思う。そして、今週末見に来てくれた観客の皆さんにも感謝する。ここに来ることができてよかった。
今週末、僕たちは自分たちの状況下で最高の仕事をした。バルテリは素晴らしい仕事をしてチームのために大量のポイントを持ち帰ってくれた。この結果は、ファクトリーで働く全員のものだ。
本当にすごいイベントだった。とても歓迎してもらえたし、人々は親切で、トラックも素晴らしかった。身体的にも精神的にも難しいが、走るのが楽しいし、これ以上は望めないコースだ。さあ、次のレースも頑張ろう
(レース後の記者会見で語り)28年のキャリアのなかで大勢のドライバーたちとレースをしてきた。いろいろな個性のドライバーたちと出会ったが、トップドライバーのなかにも一部限界を超えてしまっている人間がいる。ルールを適用しないのか、ルールのことを考えないような人たちだ。
(マックスは)間違いなく限界を超えてしまっている。これまで彼と走るなかで何度も何度も接触を避けてきた。そうすることにしている。だって戦いをその日で終わらせたくはないからね。
今日、彼は僕に対してブレーキテストをした。最終コーナーに向けてDRSを得て、ターン1に向けて僕を再度抜き返そうとしていたんだ。そうしてあのクラッシュが起こった。フロントウイングを失ったかと思ったよ。
(フェルスタッペンがポジションを返すつもりだったことについて)僕には伝わっていなかった。だから何が起きているのか分からなかったんだ。とても混乱したよ。彼は突然減速したんだ。激しくブレーキを踏んだから、危うく完全に彼のリヤに乗り上げそうになった。そうしたらふたりとも終わりだったよ。彼にとっては、ふたりともフィニッシュできなくてもかまわないのかもしれないが、僕は揃って完走するべきだと思っている。
(DRSを利用する)戦術だったのだろうが、ヘビーブレーキングをしたことが一番よくなかった。
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