WRCランキング2位のエルフィン・エバンスが負傷。FIA表彰式欠席の理由をSNSで明かす
12月8日、TOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(TGR-WRT)からWRC世界ラリー選手権に参戦しているエルフィン・エバンスは自身のSNSを更新し、怪我のため同日にアゼルバイジャンの首都バクーで開かれるFIA表彰式を欠席する旨を報告した。
2023年のWRCで『トヨタGRヤリス・ラリー1』を駆り、チームメイトであるカッレ・ロバンペラとシーズン終盤までチャンピオンシップを争い、最終的にドライバーズランキング2位となったエバンス。
ウェールズ出身の彼は、史上最年少での戴冠を果たした翌年に23歳にして2度めのワールドチャンピオンに輝いた僚友と、同じくコドライバー選手権2連覇を達成したヨンネ・ハルットゥネン、自身のコドライバーであるスコット・マーティン、さらにチーム代表のヤリ-マティ・ラトバラとともに、バクーで開催されるFIA国際自動車連盟の授賞式に出席する予定だった。
しかしエバンスは、この数日前に自転車で転倒するアクシデントに見舞われ肋骨を痛めてしまったという。また「飛行機には乗らないほうがいい」とドクターストップが掛かったため、やむを得ず授賞式を欠席することとなった。
TGR-WRTとの2年契約を更新し来季2024年は“エース”としてTGR-WRTを牽引することになる彼は、「今夜バクーで行われるFIAの表彰式に出席できず、2023年シーズンの終わりを祝うことができないのは残念だ」と綴ったメッセージカードをSNSに投稿した。
その中では前述の欠席理由とともに、すべての授賞者とくにW2RC世界ラリーレイド選手権とWEC世界耐久選手権も含め多くの賞を受けとるTGRのチームメイトたちに向け、「良い夜を過ごしてほしい」との言葉も続けられている。
エバンスの怪我の具合は不明だが、来年1月25〜28日に開催される2024年シーズン第1戦『ラリー・モンテカルロ』への影響が最小限にとどまることを祈りたい。
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