オジエの惜敗に豊田章男会長「0.2秒差は本当に悔しい」。元トヨタドライバーのタナクへの祝福も/WRCイタリア

2024年6月3日(月)5時6分 AUTOSPORT web

 6月2日、WRC世界ラリー選手権第6戦『ラリー・イタリア・サルディニア』の競技最終日となるデイ3がイタリアのサルディニア島にて行われ、総合首位でデイ3を迎えたTOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(TGR-WRT)のセバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組(トヨタGRヤリス・ラリー1)は、最後のスペシャルステージ(SS)までポジションをキープ。しかし最後のSS16でスローパンクチャーが発生してペースダウンを喫し、0.2秒差の総合2位でラリーを終えた。


 総合優勝を飾ったのは、2024年シーズンよりヒョンデ・シェル・モービスWRTに復帰したオット・タナク(ヒョンデi20 Nラリー1)だった。


 彼が2019年にTGR-WRTから同大会に出走した際、2番手に25.9秒のリードを築いていたにもかかわらず最終パワーステージでステアリング系に問題が発生し、2分以上の遅れを喫して総合5位フィニッシュとなったことがあった。


 TGR-WRTの豊田章男会長は、このタナクのエピソードを回顧しつつ、惜敗を喫したオジエとチームメンバーにエールのコメントを送っている。WRCラリー・イタリア・サルディニア後のコメント全文は以下のとおりだ。


* * * * * * *


サルディニアの道は本当に厳しく、いつも我々のチームとクルマを鍛えてくれます。TOYOTA GAZOO Racingがサルディニアで勝てたのは一度だけ。2021年にセブが勝ってくれた時だけでした。そんな厳しい道で、セブとヴァンサンが最後まで頑張ってくれましたが、最後の最後、パワーステージで本当に悔しい結果となりました。0.2秒差は本当に悔しいですが、これもラリーです。


我々の合言葉は『負け嫌い』。この悔しさを力に変えて、次の勝利を目指していきましょう!


追伸: オットへ
私も現地で見ていた2019年のサルディニア。
あのときのパワーステージの悔しさを晴らせましたね。おめでとう!


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