10年ぶりにSBK復帰の清成龍一「レイは速く、ドゥカティ勢も強いが結果を求めていきたい」
11月にイタリアのミラノで開催されたミラノ国際モーターサイクルショー(EICMA)でスーパーバイク世界選手権(SBK)に10年ぶりに復帰することがアナウンスされた清成龍一。チームはモリワキとアルティアレーシングがジョイントし、ホンダがサポートする。2019年のSBKに挑む清成とモリワキのチームマネージャーを務める森脇緑氏に参戦の経緯や意気込みを聞いた。
「ピレリタイヤにスイッチした時点で世界に出て行くことを考えていました」とモリワキのチームマネージャー緑氏。緑氏は、モリワキの交渉ごとを主に担当してきたが、2018年にミドリコーポレーションを立ち上げ、モリワキのみにとどまらず幅広く活動し始めているという。
「当初は、SBKの他に世界耐久選手権(EWC)シリーズへの進出も考えていました。今回のジョイントは、SBKでのテコ入れを考えていたホンダとモリワキ、そしてアルティアレーシングの思惑が一致し実現しました」
「(SBKの挑戦は)決して簡単ではなく、厳しい戦いになるとは思いますが、ホンダの強力なサポートがありますし、モリワキとしても、全日本で培ったノウハウを生かし、SBKでの経験がある清成選手、キャミア選手とチャレンジして行きたいと思っています」
■清成「自分がバイクをいい方向に仕上げて行かないといけない」
10年ぶりにSBKに復帰する清成は、2008年から2シーズンSBKで戦った経験を持つ。2018年シーズンは全日本ロードレース選手権のJSB1000クラスにKYB MORIWAKI MOTUL RACINGから参戦し、最終戦の鈴鹿MFJグランプリではレース2で複雑な路面コンディションを制し、11年ぶりに勝利を挙げた。
「どのコースも久しぶりですし、初めて走るコースもありますからね。何より2シーズン戦った経験があるので、どれだけ大変かは分かっているつもりです」と清成はSBKに向けた決意を語る。
「まだテストをしていないので分からない部分はありますが、すぐに開幕戦がやってきます。新規チームですし、自分がバイクをいい方向に仕上げて行かないといけないと思っています」
「SBKではジョニー(ジョナサン・レイ)がすごく速いですし、ドゥカティ勢も強いですが、結果を求めていきたいですね」
マシンは、ホンダCBR1000RR SP2のワークス仕様が貸与されるようだが、ピレリタイヤでのデータはなく、SBKのコースでのデータももちろんないが、そこは清成が手腕に期待がかかるところだ。
「セパンではキット車(市販のレースベース車)でトップ6に入るタイムを出していますし、10年ぶりとはいえ、その間にブリティッシュスーパーバイク(BSB)や全日本ロードレース選手権で経験したことを活かして行きたいですね」
2019年は1ラウンド3レース開催という新たなフォーマットが発表されたSBK。清成は、開幕前に一度テストを行い、2月に入れば、すぐに開幕戦オーストラリアを迎えることになる。
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