スーパーフォーミュラ:王座獲得の翌日に別チームからテスト参加の山本尚貴「良い一日になりました」
12月22日、富士スピードウェイでスタートした全日本スーパーフォーミュラ選手権の合同テスト/ルーキードライバーテスト。初めてスーパーフォーミュラに乗るドライバーも名を連ねるなか、大きな驚きとなったのは、2020年チャンピオンの山本尚貴がTCS NAKAJIMA RACINGから参加したことだ。午前は44周、午後は37周を走り午前はトップタイムもマークした山本に、今回のTCS NAKAJIMA RACINGから参加の理由を聞いた。
山本は2009年に全日本F3選手権Nクラスのチャンピオンを獲得し、2010年に当時の全日本選手権フォーミュラ・ニッポンにステップアップ。そのときに所属したチームがNAKAJIMA RACINGだった。その後、2011年にはTEAM MUGENへ移籍。2013年に初めてのチャンピオンを獲得し、2018年に2回目、そして2020年にはついに3回目のチャンピオンを獲得することになった。
そんな山本は、2回目のチャンピオンを獲った翌年の2019年にDOCOMO TEAM DANDELION RACINGに加わっていたが、3回目の王座を獲得した翌日からの別チームでのテスト参加は、大きな驚きとなっていた。その理由について山本に聞くと、「単純に、ホンダさんからの依頼です。それ以上でもそれ以下でもないですね(笑)」とシンプルな返答がきた。
こうしてTCS NAKAJIMA RACINGに加わった山本だが、「2010年にチームには在籍していましたが、そのときからは僕が知っている人数は片手で済んでしまうくらいメンバーは変わっています」という。
「でも当然中嶋(悟)さんは変わりませんし、知っている人もいるなかで、10年ぶりながらスムーズにテストをさせてもらえましたし、良い一日になりました」
この日は午前、午後と2時間ずつのセッションを、加藤祐樹エンジニアとともに組み立てながら過ごすことになったが、「当然チームも違いますし、クルマの動きも味付けも違いますからね。そういった違いに触れられたので、良い時間を過ごせましたし、加藤さんとは初めて仕事をしましたが、進め方や言葉のニュアンスなど、ドライバーとしてステップを踏ませていただいたと思います」とテスト初日を振り返った。
今回、TCS NAKAJIMA RACINGに加わったことが2021年に向けての布石になるのか……と勘ぐりたくもなるが、2021年のシートについては、当然ホンダからの正式発表を待たなければならないだろう。来季に向けて山本は「ディフェンディングチャンピオンとして臨むシーズンには変わりはありませんし、思い切ってレースをしたいと思います」と笑顔をみせた。
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