室屋成とハノーファーの契約延長交渉破談も。0.5億円からの年俸アップ要求
かつて明治安田生命J1リーグ・FC東京に在籍していた元日本代表DF室屋成(28)は、現在ドイツ2部ハノーファーでプレー。来年6月に契約満了を迎えるとみられる中、ここにきて契約延長交渉が難航しているようだ。22日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
室屋成本人は今年10月、『ビルト』のインタビューで「ハノーファーはとても居心地がいいですし、ここでプレーすることが楽しいですね。契約延長も想像できます」と語るなど、契約延長に前向きな姿勢を示していた。
一方でハノーファーのマルティン・カインド会長は契約延長の可能性について「室屋成を引き留めたいことや、私が彼と話していることは秘密ではない。だがクリスマスまでに何かが起こることはない」とコメント。契約延長交渉の長期化を示唆している。
またドイツ・ハノーファーの地元紙『ノイエ・プレス・ハノーファー』は今月15日、同選手の去就について特集。「今季の室屋成は、ハノーファー加入以降で最高のパフォーマンスを発揮している」としたで「今季終了時、彼は29歳になっている。次の2,3年の契約は、おそらく金稼ぎのためのラストチャンスであるため、特に重要だ。彼は今季好調であるため、交渉の余地もある」と、選手サイドの意図を分析していた。
そんな中、『ビルト』はハノーファー所属選手の契約状況について特集。室屋成の現状について「室屋成との契約交渉は長い間続いているが、難航している。彼は月給3万ユーロ(約400万円)、年俸換算で36万ユーロ(約5000万円)と大した稼ぎ手ではないだけに、大幅な年俸アップを要求している」と綴っている。
なお室屋成は2020年8月にFC東京からハノーファーへ完全移籍すると、海外挑戦1年目の2020/21シーズンから右サイドバックのレギュラーに定着。昨季はDFヤニク・デーム(26)とポジション争いを強いられたが、今季はここまでドイツ2部リーグ戦で17試合中15試合に先発出場。3バックシステムへの変更もあり、右ウイングバックでレギュラーを掴んでいる。
『ノイエ・プレス・ハノーファー』が指摘したように、サッカー選手としてピークを迎えているだけに、ハノーファーとの交渉次第では他クラブへのステップアップ移籍も考えられる。
「室屋成」をもっと詳しく
「室屋成」のニュース
-
水戸からハノーファー移籍。松田隼風がトップ昇格?室屋成「原口元気が…」1月19日8時4分
-
町田・プレミア移籍拒否?室屋成がハノーファー残留望むワケ「東京キツくて…」1月18日6時39分
-
室屋成が今季初ゴール! 後半アディショナルタイムの同点弾でハノーファーを救う12月9日12時24分
-
J1昇格・町田移籍報道も…室屋成は残留か。ハノーファーでスタメン奪還12月7日6時3分
-
シュミット・室屋成獲得も?町田J1残留へ日本代表OB提言「横浜FCが失敗例」11月26日11時51分
-
J1昇格・町田移籍報道も。ハノーファー室屋成に独紙「人員整理の対象」10月30日7時28分
-
伊藤達哉が今季3点目! 2アシスト記録の前節に続き“切り札”起用、勝利へ導く追加点3月4日9時33分
-
室屋成とハノーファーの契約延長交渉破談も。0.5億円からの年俸アップ要求12月23日5時39分
-
室屋成が来夏ハノーファー退団?FC東京から移籍金600万円で獲得と報道も12月16日11時20分
-
新ポジションで攻撃力を磨く独3年目、室屋成の今 日本代表への思いも10月9日12時38分