「最初は少しショックだった」中日・荒木コーチ内野守備走塁が語る「投手・根尾」誕生時の心境「コーチとして責任を感じた」
中日の内野守備走塁コーチが根尾昂の投手転向について語った。
2018年に遊撃手としてドラフト1位で中日に入団した根尾昂は4年目の今シーズン、出場機会を増やすために外野手としてスタートした。しかし、打撃で思うような成績を残せず、シーズン中に内野に戻ると、6月に投手への転向が発表された。転向直後は主に敗戦処理での起用が続いたが、堂々たるピッチングで各チームの主力から三振を奪うなど、25試合に登板し、防御率3・41の成績を残した。
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中日の現内野守備走塁コーチで、根尾の入団当初から指導をしてきた荒木雅博氏が12月24日、元ヤクルトの宮本慎也氏とともにYouTubeチャンネル『野球いっかん!』に出演し、根尾の投手転向について話した。
荒木コーチは冒頭に、「根尾の2年目のときにチームがどうしても1軍で使いたいこともあり、外野だったらいけるんじゃないかという感じで行かせちゃって。ただ、根尾とも入ってきて3、4年はしっかりと土台を作っていかないとねと話している中での外野で試合に出そうということだったので、ちょっとショックだなと思いました」と、2年目の外野挑戦時の心境を語った。
また、当時の根尾の内野守備については、「1つの動作の中に粘りがなかったので、ゆっくり捕ってもいいから、1年間でとにかくそこだけ何とかしていこうという話しだった。その中で良くなったり悪くなったりという感じでしたが、少しずつ成長していました。これからも根気強く指導していかないといけないなと思ってやっていましてね」と、指導した立場から言及した。外野挑戦が決まった時には、「外野にいってスローイングが良くなって、この肩は一級品だなと思って見ていたんですけど、中々バッティングの成績がついてこなかった。僕はもう1回ショートでとお待ちしていたんですけど」と、ショートへの再転向を期待していたという。
それでも荒木コーチは、根尾が巨人の岡本から三振を奪ったときに、「あそこで三振を取れるのは、ピッチャーの方がいいなあと思いましたね」と感じる場面があったという。
動画の後半では、「僕は最初ショックで、外野にいったときは内野守備走塁コーチとして責任を感じました。でも今年投手に転向した時に、根尾が活躍することが1番なんだなと思ったので、そこをサポートしていきたいですね」と、現在の心境を語った。
来シーズン、「投手・根尾」はどんな投球を見せてくれるのだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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