保護者約7割「自分の好きなことをしなさい」高校生の進路
リセマム2024年2月20日(火)13時15分
リクルートは2024年2月15日、高校2年生とその保護者に対し、進路に関する考え方やコミュニケーションの実態を探る調査を全国高等学校PTA連合会と合同で実施し、結果を公表した。保護者の約7割が「自分の好きなことをしなさい、やりたいことをやりなさい」と子供の自主性を尊重していることがわかったという。
リクルート進学総研と全国高等学校PTA連合会は2003年より、高校生と保護者の進路に関する意識調査を隔年で実施している。「高校生と保護者の進路に関する意識調査2023」は2023年9月15日~10月13日、高校生の保護者とその子供におけるコミュニケーションの実態と進路観の現状を把握するために、高校2年生とその保護者、全国高等学校PTA連合会より依頼した9都道府県、各3校ずつ計27校の公立高校で実施された。有効回答は、高校生1,752名、保護者1,457名であった。
進路についての会話は、高校生83.0%、保護者89.4%がお互いに対して「話す」と回答。内容は、「高校卒業後の具体的な進路について」64.4%が最多となった。「将来どんな職業に就きたいか」「将来の自分の夢」などが50%以上で続き、直近の進路に加え、就職や将来など長期的な展望について会話していることが明らかになった。
高校生に進路選択に関する保護者の態度を尋ねたところ、「私の考えを尊重する」「あたたかく見守っている」「相談にのってくれる」が70%程度で上位。保護者が掛ける言葉は「自分の好きなことをしなさい、やりたいことをやりなさい」65.9%が突出して高く、高校生の自主性を重んじる傾向が強いことがうかがえた。
将来の職業にAIなどの技術革新の普及・発達が与える影響については、高校生の61.2%、保護者の53.2%が期待していると回答。期待する理由は、技術革新により人間のできることの可能性が広がること・効率アップによる生産性向上が望めることなどがあげられた。高校生に比べて期待する割合が低い保護者では、技術革新による“進化”に、自分の子供が適応できるかどうかを不安に思う意見もみられたという。
高校の教育改革への取組みが行われている実感のある高校生は38.9%を占め、具体的な内容のトップは「生徒が自らテーマを設定し、調べたり解決に取り組む探究学習が重視される」61.5% となった。ICT教育については、高校生の84.2%が高校が組織的な活用をしていると回答。活用の利点では、「探究活動など、自身の興味ある学びを深めることができた」「共同作業やディスカッションがしやすくなった」も大幅に上昇したという。リクルートは、高校におけるICTの活用の広がりが、「探究学習」を支えているようすがみて取れると推察している。
リクルート進学総研と全国高等学校PTA連合会は2003年より、高校生と保護者の進路に関する意識調査を隔年で実施している。「高校生と保護者の進路に関する意識調査2023」は2023年9月15日~10月13日、高校生の保護者とその子供におけるコミュニケーションの実態と進路観の現状を把握するために、高校2年生とその保護者、全国高等学校PTA連合会より依頼した9都道府県、各3校ずつ計27校の公立高校で実施された。有効回答は、高校生1,752名、保護者1,457名であった。
進路についての会話は、高校生83.0%、保護者89.4%がお互いに対して「話す」と回答。内容は、「高校卒業後の具体的な進路について」64.4%が最多となった。「将来どんな職業に就きたいか」「将来の自分の夢」などが50%以上で続き、直近の進路に加え、就職や将来など長期的な展望について会話していることが明らかになった。
高校生に進路選択に関する保護者の態度を尋ねたところ、「私の考えを尊重する」「あたたかく見守っている」「相談にのってくれる」が70%程度で上位。保護者が掛ける言葉は「自分の好きなことをしなさい、やりたいことをやりなさい」65.9%が突出して高く、高校生の自主性を重んじる傾向が強いことがうかがえた。
将来の職業にAIなどの技術革新の普及・発達が与える影響については、高校生の61.2%、保護者の53.2%が期待していると回答。期待する理由は、技術革新により人間のできることの可能性が広がること・効率アップによる生産性向上が望めることなどがあげられた。高校生に比べて期待する割合が低い保護者では、技術革新による“進化”に、自分の子供が適応できるかどうかを不安に思う意見もみられたという。
高校の教育改革への取組みが行われている実感のある高校生は38.9%を占め、具体的な内容のトップは「生徒が自らテーマを設定し、調べたり解決に取り組む探究学習が重視される」61.5% となった。ICT教育については、高校生の84.2%が高校が組織的な活用をしていると回答。活用の利点では、「探究活動など、自身の興味ある学びを深めることができた」「共同作業やディスカッションがしやすくなった」も大幅に上昇したという。リクルートは、高校におけるICTの活用の広がりが、「探究学習」を支えているようすがみて取れると推察している。
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