東京都の児童・生徒体力テスト、向上傾向…特に女子で伸長
リセマム2018年2月23日(金)19時45分
東京都教育委員会は平成30年2月22日、「平成29年度東京都児童・生徒体力・運動能力、生活・運動習慣等調査」の結果を発表した。小中高の各校種において体育の授業以外にも体力向上に向けた取組みを実施する割合が増えており、体力・運動能力は向上傾向にある。特に女子では平均値が上昇している。
通称「東京都統一体力テスト」は、平成23年度から東京都内公立学校の全児童・生徒を対象に全校で実施している。平成29年度調査では、東京都内の公立学校(小中高、中等教育学校、特別支援学校)計2,178校の全児童・生徒合計93万6,981人を対象に、8種目による体力・運動能力調査と生活・運動習慣等の実態に関する質問紙調査を実施した。調査時期は平成29年6月。
調査にあたり、東京都では「アクティブプラン to 2020」で具体的な目標値を掲げている。今回の体力テストの結果から、小学5年生、中学2年生、高校2年生の結果を抜粋してみると、いずれの校種も目標値と比較して「20mシャトルラン」「ソフト(ハンド)ボール投げ」の値が低い傾向にある。男子では各校種とも前年の結果を下回る種目があるが、女子では前年を上回る種目が多く見られた。
東京都統一体力テストを開始した平成23年度と比較すると、すべての校種で向上傾向にあり、体力合計点平均値は上昇している。特に女子は小学5年生で2.3点、中学2年生で3.7点、高校2年生で3.1点上昇しており、大きな伸びが見られた。
体力テストの結果、もっとも点数が高い上位層をA、もっとも低い層をEとして5段階の総合評価で表している。合計点平均値が向上を示しているとおり、総合評価のA+B+C層の割合は年々増加しているが、E層の割合は大きく変化しておらず2極化傾向にある。1日の運動時間と総合評価には相関が見られ、中学2年生女子の場合、A層では2時間以上運動している割合が74.5%にのぼるが、E層では2時間以上が6.7%、30分未満が69.4%となっている。平均すると約3割が30分未満であることが明らかになった。
東京都教育委員会は平成30年度における重点的取組みとして、アクティブライフ研究実践校(小学校20校)、スーパーアクティブスクール(中学校62校)による研究発表会を実施し、体力向上の取組みを広く発信する。また「アクティブプラン to 2020(第3次推進計画)」では、平成32年度までに体力合計点の東京都平均値を小学生は都道府県別の上位へ、中学生・高校生は全国平均値へと向上させることを目指している。
通称「東京都統一体力テスト」は、平成23年度から東京都内公立学校の全児童・生徒を対象に全校で実施している。平成29年度調査では、東京都内の公立学校(小中高、中等教育学校、特別支援学校)計2,178校の全児童・生徒合計93万6,981人を対象に、8種目による体力・運動能力調査と生活・運動習慣等の実態に関する質問紙調査を実施した。調査時期は平成29年6月。
調査にあたり、東京都では「アクティブプラン to 2020」で具体的な目標値を掲げている。今回の体力テストの結果から、小学5年生、中学2年生、高校2年生の結果を抜粋してみると、いずれの校種も目標値と比較して「20mシャトルラン」「ソフト(ハンド)ボール投げ」の値が低い傾向にある。男子では各校種とも前年の結果を下回る種目があるが、女子では前年を上回る種目が多く見られた。
東京都統一体力テストを開始した平成23年度と比較すると、すべての校種で向上傾向にあり、体力合計点平均値は上昇している。特に女子は小学5年生で2.3点、中学2年生で3.7点、高校2年生で3.1点上昇しており、大きな伸びが見られた。
体力テストの結果、もっとも点数が高い上位層をA、もっとも低い層をEとして5段階の総合評価で表している。合計点平均値が向上を示しているとおり、総合評価のA+B+C層の割合は年々増加しているが、E層の割合は大きく変化しておらず2極化傾向にある。1日の運動時間と総合評価には相関が見られ、中学2年生女子の場合、A層では2時間以上運動している割合が74.5%にのぼるが、E層では2時間以上が6.7%、30分未満が69.4%となっている。平均すると約3割が30分未満であることが明らかになった。
東京都教育委員会は平成30年度における重点的取組みとして、アクティブライフ研究実践校(小学校20校)、スーパーアクティブスクール(中学校62校)による研究発表会を実施し、体力向上の取組みを広く発信する。また「アクティブプラン to 2020(第3次推進計画)」では、平成32年度までに体力合計点の東京都平均値を小学生は都道府県別の上位へ、中学生・高校生は全国平均値へと向上させることを目指している。
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