25年前と比べ世帯所得ダダ下がり 45~54歳世代は中央値が184万円も減
キャリコネニュース2022年3月4日(金)18時49分
画像はイメージ
働き盛りの世帯所得が、25年前と比較して大幅に減少している。3月3日の経済財政諮問会議で示された内閣府の資料によると1994年と2019年の比較で、45〜54歳の世帯所得の中央値は697万円→513万円(184万円減)となっていた。この25年間で単身世帯と低所得世帯の割合が増え、高所得世帯が減ったという。(図1)
(図1)
引用:内閣府 令和4年第2回経済財政諮問会議 説明資料より
就職氷河期世代を含む35〜44歳でも、世帯所得の中央値は569万円→465万円(104万円減)となった(図2)。このうち単身世帯では、1994年には500万円台が最も多かったが、2019年には300万円台が最多。さらに非正規雇用者の単身世帯だけに限ると、2019年は200万円台が最多だった。
(図2)
引用:内閣府 令和4年第2回経済財政諮問会議 説明資料より
25〜34歳は世帯所得の中央値が405万円→351万円(54万円減)となった。そのうち単身世帯をみていくと、最も多い300〜400万円台の割合は低下、200万円台と500万円台の割合が上がり、格差が広がっていた。
200万円台の割合が増えた要因は、非正規雇用の単身世帯の割合が大きく上昇している影響と同調査は分析している。(図3)
(図3-1)
引用:内閣府 令和4年第2回経済財政諮問会議 説明資料より
(図3-2)
引用:内閣府 令和4年第2回経済財政諮問会議 説明資料より
「世帯」をもっと詳しく
「世帯」のニュース
-
米テキサス州などで竜巻、少なくとも13人死亡 数十万世帯が停電5月27日9時20分
-
【老後の心配】1人世帯の悩み 身元保証問題 先々の手続きについて【終活に向けて】近年何かと話が出ている孤独死問題や高齢化社会に伴い相続や終活などのサポート対応を2024年5月15日より開始しました。5月24日17時16分
-
共働き世帯が賃貸マンションに求めるニーズが判明!5月24日16時46分
-
「美しく住みやすい十大都市」 成都がランクイン—中国5月24日9時30分
-
77歳、3世帯7人暮らしの坂井より子さん。家族全員の食事を作り続けるコツとは?6つのルールで献立の悩みを解消【2023編集部セレクション】5月23日8時0分
-
毎月の生活費以外に発生する「臨時支出」。シニア世帯がしっかりコントロールするにはどうすればよい?5月22日18時30分
-
高さ10mの水柱、水道管の水が地上に噴出 周辺15世帯一時断水 神戸市長田区5月21日15時27分
-
2024年1月から投資期間無期限化・投資枠拡大した【新NISA】始めている人は始めている?!一方、始めない理由とは?5月21日10時16分
-
育休取得率、世帯年収800万円以上から7割を超える結果に。育休取得のハードルは「収入減少」が最多5月19日13時21分
-
世帯年収が高いほど「ライフプランニング」の経験あり - 1,200万円以上の実施率は?5月19日9時10分