中国の最大手火鍋チェーン「海底撈(かいていろう)」のインスタント火鍋が完全再現&簡単過ぎて、もはや店がいらないレベル
ロケットニュース242024年3月6日(水)14時30分
火鍋の本場、中国で最大手の火鍋チェーン店といえば「海底撈火鍋(かいていろうひなべ、またはハイディラオひなべ)」。
当サイトにも過去に登場したことあるが、本場の味とエンターテインメント性あふれるサービスが大人気である。
そんな海底撈の火鍋を、自宅で超簡単に食べられるインスタント食品を発見してしまったのでご紹介しよう。マジで「店いらないんじゃないの?」ってぐらいに美味しいので、火鍋好きは必見だ!
・本場の火鍋店
インスタントの前に、まずは簡単にお店についてご紹介しよう。
海底撈火鍋は中国・四川でスタートした火鍋の最大手チェーンで、2024年3月現在 日本には東京・大阪・千葉・神奈川・福岡に合計8店舗がある。
筆者も新宿の店舗に訪問したことがあるのだが、飛び交う中国語、豪華絢爛(けんらん)な内装、席に着いた瞬間に渡される月餅のサービス、本格的な鍋の旨さ、具材の種類の多さ、目の前で作られるカンフー麺などなど情報量の多さとホスピタリティに圧倒された強烈な記憶がある。
なによりシンプルに味がよく、日本国内でこれだけ本場の味が食べられるならまた行きたい! と願っているのだが……なんていったって、家から遠いのだ。
関西在住の筆者は心斎橋店が最寄りなのだが、電車を乗り継いで行く必要があるため なかなか再訪の機会に恵まれていない。あと、遠征してまで一緒に火鍋を食べてくれる人も見つからない。
あぁ、あの火鍋がもう一度食べたい。少なくとも月イチくらいで食べられたら幸せなのに!
・海底撈のインスタント火鍋
そんな折にドン・キホーテで発見したのが、海底撈のインスタント火鍋 マーラービーフ味なのであった。
価格は税込1059円。インスタントにしては高いが1回くらい試してみよう……と思って購入したところ、これが沼の始まりだった。
容器のサイズはかなり大きいが、中国でよく使われている「発熱パック」という加熱システムが採用されているため、見た目よりも内容量は少ない。
……が、それでも380g分の具材がたっぷり入っているため、大食いを自覚している方以外は満足できるだろう。
開封してみると、入っていたのは以下の内容だ。
・牛肉パック
・野菜パック
・鍋の素
・春雨
・箸とスプーンと紙ナプキン
・発熱パック
・容器
火を使わずに調理できるばかりか、箸やスプーンといったカトラリーまで付属している点には驚いた。店舗と同様ホスピタリティの高いインスタント食品である。
・火鍋を作ってみた
作り方説明書に従って具材を食器用の容器に開けていく。まずは野菜。
……って、
野菜多いな!
レンコンやワカメの茎など約200g分もどっさり。量だけ見ても1000円払った価値がありまくりである。
牛肉、鍋の素、春雨も容器に開けて、
内側のラインまで水を入れる。
発熱パックの容器にも水を入れて、
食器用の容器を上に載せてドッキング!
あとはフタを閉めて約15分待つだけ。
だんだん容器が温まってきたな、なんて思っていたら……
フタに空いた穴から勢いよく湯気が噴き出し始めたぞ!!!!
中で水がゴボゴボと沸騰(ふっとう)しているのがわかる。いい匂いはするが、容器も湯気も高温なのでいったん手を触れずに待つべし。
──そういえば、日本にもヒモを引っ張るだけで温まる駅弁が存在すると聞いたことがある。たぶん似たような仕組みなんだろうなぁ。
・お店の味を完全再現!
沸騰の音が収まったのでフタを開けると……うおぉっ、スパイシーな湯気を立たせながら真っ赤なスープが姿を現した!
表面をテラテラ光る真っ赤な油の層が覆い、その奥に沈むスープにはフェンネルや花椒、唐辛子といったスパイスが揺れているのが見える。
出汁やエキスだけ入れたような間に合わせの味付けではなく、間違いなくガチなやつである。期待に胃がキュッと縮むような感覚があった。
まずは一口。
ウッ、辛ぇっ! でも旨ぇぇぇ~っ!!!!
バチバチと頭の中で電撃が走るような辛みと痺れ、そしてワザとらしさを感じるほどの肉や野菜やスパイスの旨みがブワワッと口の中で広がる。
見た目はギトギトしているのだが、不思議なことに食べるとまったく油の存在を感じさせないサラッとした印象。食べ終わった後の胃もたれや胸やけがなかったほどだ。
具材のポリポリとした食感も美味しさの理由だ。フリーズドライではなく真空パックだったことで 食感が失われず残っているのだ。
入っていたのはレンコン、ワカメの茎、ジャガイモ、キクラゲ、牛肉、春雨、メンマ。どれもしっかりスープの味が染み込んでいて、最高だ。
もしも自分で具材を選んでいたならば、特にワカメとジャガイモが火鍋に合うことは一生知ることはなかっただろう。辛いワカメが美味しいなんて、日本人はなかなか気づけないって!
そしてさらに面白いのが、パッケージ詐欺が一切なく写真そのままの料理が完成したことだ。
見て欲しい、完全再現過ぎないか? 私は今家にいるはずなのに、ランチョンマットの上だけが海底撈の店内にワープしているみたいじゃないか!!
具材を食べ終わった後も 旨さのあまり我を忘れてスープを飲み続けてしまい、気が付けば容器の底が透けて見えていた。
「やばっ、飲み過ぎた!」と慌てて栄養成分表示を見たが、うぅーん……時々食べるぐらいなら まぁいいか。
店で食べていたらきっともっとたくさん食べてお腹がはち切れそうになっていただろうし、ランチで外食したと考えればセーフだろう。
海底撈のインスタント火鍋、店の味を簡単に完全再現できる魔法のような恐ろしいアイテムであった。
ちなみに発熱パックの火鍋自体は当サイトでも過去にご紹介したことがあるのだが、以前の火鍋はフリーズドライの具材であるのに対し、海底撈火鍋は真空パックのパウチという違いがある。
どちらが好きかは好みがわかれるかもしれないが、具材の歯ごたえや風味を楽しむには海底撈の方が勝っていると言えるだろう。
賞味期限が長く常温保存も可能なので、発作的に火鍋が食べたくなった時のために家に常備をしておくとしよう。
楽天市場やAmazonなどのネットショップでも1つ1500円前後で売っているようなので、気になる方は気軽に試してみて欲しい!
参考リンク:Amazon、楽天市場
執筆:高木はるか
Photo:RocketNews24.
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当サイトにも過去に登場したことあるが、本場の味とエンターテインメント性あふれるサービスが大人気である。
そんな海底撈の火鍋を、自宅で超簡単に食べられるインスタント食品を発見してしまったのでご紹介しよう。マジで「店いらないんじゃないの?」ってぐらいに美味しいので、火鍋好きは必見だ!
・本場の火鍋店
インスタントの前に、まずは簡単にお店についてご紹介しよう。
海底撈火鍋は中国・四川でスタートした火鍋の最大手チェーンで、2024年3月現在 日本には東京・大阪・千葉・神奈川・福岡に合計8店舗がある。
筆者も新宿の店舗に訪問したことがあるのだが、飛び交う中国語、豪華絢爛(けんらん)な内装、席に着いた瞬間に渡される月餅のサービス、本格的な鍋の旨さ、具材の種類の多さ、目の前で作られるカンフー麺などなど情報量の多さとホスピタリティに圧倒された強烈な記憶がある。
なによりシンプルに味がよく、日本国内でこれだけ本場の味が食べられるならまた行きたい! と願っているのだが……なんていったって、家から遠いのだ。
関西在住の筆者は心斎橋店が最寄りなのだが、電車を乗り継いで行く必要があるため なかなか再訪の機会に恵まれていない。あと、遠征してまで一緒に火鍋を食べてくれる人も見つからない。
あぁ、あの火鍋がもう一度食べたい。少なくとも月イチくらいで食べられたら幸せなのに!
・海底撈のインスタント火鍋
そんな折にドン・キホーテで発見したのが、海底撈のインスタント火鍋 マーラービーフ味なのであった。
価格は税込1059円。インスタントにしては高いが1回くらい試してみよう……と思って購入したところ、これが沼の始まりだった。
容器のサイズはかなり大きいが、中国でよく使われている「発熱パック」という加熱システムが採用されているため、見た目よりも内容量は少ない。
……が、それでも380g分の具材がたっぷり入っているため、大食いを自覚している方以外は満足できるだろう。
開封してみると、入っていたのは以下の内容だ。
・牛肉パック
・野菜パック
・鍋の素
・春雨
・箸とスプーンと紙ナプキン
・発熱パック
・容器
火を使わずに調理できるばかりか、箸やスプーンといったカトラリーまで付属している点には驚いた。店舗と同様ホスピタリティの高いインスタント食品である。
・火鍋を作ってみた
作り方説明書に従って具材を食器用の容器に開けていく。まずは野菜。
……って、
野菜多いな!
レンコンやワカメの茎など約200g分もどっさり。量だけ見ても1000円払った価値がありまくりである。
牛肉、鍋の素、春雨も容器に開けて、
内側のラインまで水を入れる。
発熱パックの容器にも水を入れて、
食器用の容器を上に載せてドッキング!
あとはフタを閉めて約15分待つだけ。
だんだん容器が温まってきたな、なんて思っていたら……
フタに空いた穴から勢いよく湯気が噴き出し始めたぞ!!!!
中で水がゴボゴボと沸騰(ふっとう)しているのがわかる。いい匂いはするが、容器も湯気も高温なのでいったん手を触れずに待つべし。
──そういえば、日本にもヒモを引っ張るだけで温まる駅弁が存在すると聞いたことがある。たぶん似たような仕組みなんだろうなぁ。
・お店の味を完全再現!
沸騰の音が収まったのでフタを開けると……うおぉっ、スパイシーな湯気を立たせながら真っ赤なスープが姿を現した!
表面をテラテラ光る真っ赤な油の層が覆い、その奥に沈むスープにはフェンネルや花椒、唐辛子といったスパイスが揺れているのが見える。
出汁やエキスだけ入れたような間に合わせの味付けではなく、間違いなくガチなやつである。期待に胃がキュッと縮むような感覚があった。
まずは一口。
ウッ、辛ぇっ! でも旨ぇぇぇ~っ!!!!
バチバチと頭の中で電撃が走るような辛みと痺れ、そしてワザとらしさを感じるほどの肉や野菜やスパイスの旨みがブワワッと口の中で広がる。
見た目はギトギトしているのだが、不思議なことに食べるとまったく油の存在を感じさせないサラッとした印象。食べ終わった後の胃もたれや胸やけがなかったほどだ。
具材のポリポリとした食感も美味しさの理由だ。フリーズドライではなく真空パックだったことで 食感が失われず残っているのだ。
入っていたのはレンコン、ワカメの茎、ジャガイモ、キクラゲ、牛肉、春雨、メンマ。どれもしっかりスープの味が染み込んでいて、最高だ。
もしも自分で具材を選んでいたならば、特にワカメとジャガイモが火鍋に合うことは一生知ることはなかっただろう。辛いワカメが美味しいなんて、日本人はなかなか気づけないって!
そしてさらに面白いのが、パッケージ詐欺が一切なく写真そのままの料理が完成したことだ。
見て欲しい、完全再現過ぎないか? 私は今家にいるはずなのに、ランチョンマットの上だけが海底撈の店内にワープしているみたいじゃないか!!
具材を食べ終わった後も 旨さのあまり我を忘れてスープを飲み続けてしまい、気が付けば容器の底が透けて見えていた。
「やばっ、飲み過ぎた!」と慌てて栄養成分表示を見たが、うぅーん……時々食べるぐらいなら まぁいいか。
店で食べていたらきっともっとたくさん食べてお腹がはち切れそうになっていただろうし、ランチで外食したと考えればセーフだろう。
海底撈のインスタント火鍋、店の味を簡単に完全再現できる魔法のような恐ろしいアイテムであった。
ちなみに発熱パックの火鍋自体は当サイトでも過去にご紹介したことがあるのだが、以前の火鍋はフリーズドライの具材であるのに対し、海底撈火鍋は真空パックのパウチという違いがある。
どちらが好きかは好みがわかれるかもしれないが、具材の歯ごたえや風味を楽しむには海底撈の方が勝っていると言えるだろう。
賞味期限が長く常温保存も可能なので、発作的に火鍋が食べたくなった時のために家に常備をしておくとしよう。
楽天市場やAmazonなどのネットショップでも1つ1500円前後で売っているようなので、気になる方は気軽に試してみて欲しい!
参考リンク:Amazon、楽天市場
執筆:高木はるか
Photo:RocketNews24.
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